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地域木材を使ったオーダーメイド自助具研究開発2023振り返り

2021年7月から少しずつ実行していったオーダーメイド木製自助スプーン研究開発ですが、2023年は今までよりも更にステップアップしました。
今回はその振り返りです。

ステップアップとは連携先が増えて強化されたことです。
2021年
私の思いつきから始まり
→広島工業大学の教授達
→地元の林業事業者
と連携
2022年
広島工業大学に正式に研究センターが設置される
2023年
広島工業大学と広島県が連携協定
(協定の中に県産材の利用促進、北広島町の業者と連携)
広島工業大学と北広島町の包括連携協定
(協定内容に町内木材の利用)
医療法人明和会がモニターとして協力

当初目標にしていた
産学官連携が成り立たました。
そしてモニターは北広島町の住民を主にしているので
産学官→産学官民
連携となりました。

出発点は「身体が不自由で食事がしずらい方に使いやすいスプーンを作る」
というものでした。
使う材料を北広島町産の間伐材などの木材にすれば木材が価値あるモノになる。
どの自治体も山林や耕作放棄地の管理には
頭を悩ませています。
山林に関していえばその活用方法がなかなか見つからない。
バイオマス発電などはよく事例に上がりますが、コスト面からなかなか手出しがしにくい状況です。
今回の私の思いつきは、そもそも木材の利用からのスタートではありません。
ゴールという出口があって、その逆算から来たものです。
ゴールが設定されていれば、取り組みも現実的です。
その人に適した素敵なスプーンや他の自助具が北広島町産材で出来、手に持ってもらえる日が来たら、私は嬉しいです。 

包括連携協定


北広島町の森


北広島モデル


モニター

少しずつ少しずつですが、歩みを進めていれば協力者が手を差し伸べてくれる。
私の役割は微々たるものですが北広島町全体の取り組みになっていったらいいなと思っています。

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