これからのクリーニングを考える
こんにちはエフクリーナーズと申します。
福岡で企業やクリニックで使用されているユニフォームを専門に取り扱うクリーニング店です。
https://f-cns.com
福岡市都心、博多駅周辺を中心にしたユニフォームクリーニングのデリバリーを創業以来、主な業務にしてきました。
ユニフォーム専門と言ってもデリバリー先が企業なのか個人宅なのかの違いだけのよくあるクリーニングの営業方法です。
このスタイルは、引き取りと納品を効率的におこなうために、順に周るルート営業が基本になります。ですのでエリアと訪問時間が限定されてしまうデメリットが生じてしまいます。
なので、人員に余裕のある大手のクリーニングチェーン店ばかりがデリバリーをおこなえるのです。
小規模経営のエフクリーナーズは幅広く対応ができないために、福岡市都心と博多駅周辺にエリアを特定した営業方法をとるしかありません。
お客さまから聞く不満の声
問い合わせで多いのが「今、利用中のクリーニングの汚れ落ちが悪い」
「汚れがついて戻ってきた」「預けた衣類が紛失した」という内容ばかりです。その依頼先をお聞きすると、ほぼ大手のクリーニングチェーン店だと言われます。(大手のクリーニングチェーン店の品質がなぜ良くないのかをここで申すことはできませんが…)
このような流れで「一度、利用してみたい」となるのですが、対応できるエリアでない場合だと、残念ですがお断りするしかないのです。
利用してみたいお客さまが居るのに伺うことが出来ないジレンマに長く悩まされ続けてきました。
新たなサービスの挑戦
ある日、フードデリバリーの配達員を見て思いました。「同じようにデリバリーで繋げることができないだろうか」と。
法規で定められる認可を得た業者しかクリーニングに従事できません、フードデリバリーのように誰でも参加とは行きませんが、既に認可を持つクリーニング事業者であれば代理デリバリーが可能であることに着目しました。
福岡市近隣の南部、東部で協力してくれるクリーニング店を募集したところ数店舗からオファーがありました。実際に出向いてそれぞれの代表と話をし、作業所を見せてもらい品質をしっかりと確認して仮契約を結ぶことができました。
問題なのは、デリバリー情報を共有するためのツールです。自社だけであれば紙伝票を使用すればいいのですが、こちらから遠方であり、さらに顧客、派遣クリーニング店、エフクリーナーズの三方向でその都度のデリバリー情報を共有する必要があるのでITの活用が望ましいところです。
引き取りの際の現場でスマートフォン操作でアイテムを記した伝票を一斉にメール送信でき、取引先別にクラウド上でデータを保管ができればいいだけのとてもシンプルな構造ですので安い費用で作れるんじゃないかと思いました。
WEB伝票を手に入れる道のり
早速、知り合いのSEに相談してみたところ「いちからシステムを開発すので200万円はかかるよ」と衝撃的な答えが返ってきました。そんな予算はもちろんありません。
既存のレジアプリなど色々と試して模索してみましたが、そもそもレジアプリが一店舗での利用の想定なので複数人(複数店舗)での入力には対応していません。
なんとか自社で作ることが出来ないだろうか?いくつかの内部製造できそうなプログラムに挑戦してみました。File Makerでいい感じにできそうでしたが、顧客別に費用が掛かるためコストが莫大になるので却下。
ならばアプリ作製してみては、と考え調べるとアップルとアンドロイドは別々にアプリを作らなくてはならないし、そもそもコードをまったく理解していないので断念しました。
そんな苦悩の中で、ある自由度の高いクラウドサービスを見つけ、そのクラウドを元に自社向けにカスタムしてWEB伝票を内製することが出来ました。(長々と申し訳ありません、この話はまたの機会に詳しく…)
このようにしてクリーニング店を派遣する仕組みをやっと形にすることが出来ました。
この派遣クリーニングをベースにした、企業収益フォーマットBtoBプラスイチを開始しました。BtoBプラスイチについては次回noteします。
エフクリーナーズが提供します「派遣クリーニング」「BtoBプラスイチ」は、人と人との創発的な化学反応が起きたことがビジネスの起点です。
そして、この起点がドライブとなり創造性な付加価値で誕生しました。
これから人との繋がる力を大切にし、自らが社会に与える小さな影響で社会の問題について貢献できる企業に育てていくことができると幸いです。
エフクリーナーズの【F】は創業地の福岡の頭文字から命名しました、
また、それ以外にふたつの意味を持ちます。それは、アパレルを取り扱うFASHIONの【F】そして融合を意味するFUSIONの【F】です。
これから業種業界の各根を超えた融合で新たなクリーニングサービスをつくっていきます。
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