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【ドイツ語】「この映画をお勧めします」非分離動詞(1) #137

※ stand.fm で平日の毎朝7時に配信しています。

Hallo zusammen
Mein Name ist Hiromi Shirai.
『白井博士のドイツ語講座』へようこそ。白井宏美です。

前回まで複合動詞の一つ目として「分離動詞」を解説してきました。

今日は複合動詞の二つ目として「非分離動詞」を解説します。
(発音は音声をお聞きください.)

英語の become のように become分かれず一語になっているようなものは「非分離動詞」と呼ばれます.

前つづりと基礎動詞は絶対に離れません。

ドイツ語の分離しない前つづりには、主に次のようなものがあります。

be-
emp-
ent-
er-
ge-
ver-
zer-

などです。

分離動詞と違うところは、非分離動詞の前つづりは単独では意味を持たない接頭辞であることと、前つづりにアクセントが置かれないことです。

今日は3つ解説しましょう。

まず、前つづり be- が付いた語には、たとえば
「利用する」という意味の benutzen があります。

「ときどき路面電車を利用する」なら
manchmal die Straßenbahn benutzen
となります。

「ときどき」が manchmal で
「路面電車」が die Straßenbahn です。

er (彼)を主語にした文にするなら  
Er benutzt manchmal die Straßenbahn.
となります。


次に、前つづり emp- が付いた語には、たとえば
「勧める、推薦する」という意味の empfehlen があります。

「あなたにこの映画をお勧めします」なら
Ihnen diesen Film empfehlen
となります。

ich (私)を主語にした文にするなら  
Ich empfehle Ihnen diesen Film.
となります。


最後は一緒に考えてくださいね。

前つづり ent- が付いた語には、たとえば
「発見する、見つける」という意味の entdecken があります。

「よく間違いを見つける」なら
oft Fehler entdecken
となります。

「よく、しばしば」が oft
「間違い」が Fehler です。

「彼女」を主語にした文にするなら、どうなると思いますか?



Sie entdeckt oft Fehler.
ですね。

それでは、「彼」を主語にした文にしてみてください。どうぞ。



Er entdeckt oft Fehler.

ですね。


今度は「私」を主語にした文にしてください。どうぞ。



Ich entdecke oft Fehler.

ですね。


いかがでしたか?
語尾も間違えずにうまく言えましたでしょうか。

それでは、また!
Bis dann.
Tschüs!


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