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【ドイツ語】「コーヒーを1杯飲みたい」話法の助動詞 möchte #163

※ 音声はコチラ↓ stand.fm で平日の毎朝7時に配信しています。

Hallo zusammen!
Mein Name ist Hiromi Shirai.
『白井博士のドイツ語講座』へようこそ.
白井宏美です.

第161回と162回では「話法の助動詞」dürfen について解説し練習しました。

今日は「話法の助動詞」の最後、6つ目の möchte を紹介します。
(発音は音声をお聞きください↑)

最近は mögen の代わりに möchte を教える傾向にあります。

理由は次の2つです。
1つ目は mögen が話法の助動詞として使われなくなってきているため
2つ目は möchte が日常会話で「~したい」という意味でよく使われるためです。

möchte は本来 mögen の1人称単数と3人称単数の「接続法第2式」です。
「接続法第2式」については初級文法の終わりごろに解説しますが、1人称単数と3人称単数なので、語尾 -n が付かずmöchte という形で見出し語になっています。

ということで、ここでも möchte を取り上げます。

möchte は主語の軽い欲求願望を表します。

主語が ich の時と er, sie, es の時 möchte という形です。
du が主語の時は、これに語尾 -st がついて möchtest となります。
その他は規則的に変化します。

たとえば、コーヒーを1杯飲みたいならば
Ich möchte eine Tasse Kaffee trinken.
となります。


主語を「彼」に変えるとどうなりますか?



Er möchte eine Tasse Kaffee trinken.
ですね。


主語を「彼女」に変えて決定疑問文にするなら
Möchte sie eine Tasse Kaffee trinken?
となります。


それでは友達に直接「コーヒーを1杯いかが?」と聞くならどうなりますか?



Möchtest du eine Tasse Kaffee trinken?
ですね。


そして、第159回でも説明したとおり、文脈から動詞の意味が明白な場合、この本動詞 trinken は省略できます。話法の助動詞だけでOKです。
話法の助動詞の「独立用法」でしたね。

いかがでしたか?
もうだいぶ「話法の助動詞」にも慣れてきた感じではないでしょうか。
明日は、さらにいろいろ文を作る練習をしましょう。

このあとも素敵な1日を!
Schönen Tag noch!
Tschüs!

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