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【ドイツ事情】ホームステイ受け入れは自然体で #380

※ 音声はコチラ↓ stand.fm で平日の毎朝7時に配信しています。

Hallo zusammen!
Mein Name ist Hiromi Shirai.
『白井博士のドイツ語講座』へようこそ。
白井宏美です。


毎週水曜日はドイツ事情について、私の体験も踏まえてお話しています。


先週の第371回では「ガス、石油なしでドイツの冬を越せる?」というテーマでお話しました。


今日は「ホームステイ受け入れは自然体で」というテーマでお話します。


皆さんはホームステイの経験はおありですか?


私はドイツで2つのホストファミリーに約半年ずつ滞在した経験があります。そこで感じたのは、どちらのホストファミリーもとても自然体だったということです。

お客様あつかいはせず、家族の一員として接してくれました。


日本でホームステイの受け入れをした私の友人や知り合いの様子を見たり聞いたりしたことがあるのですが、すごく気を遣って頑張りすぎてしまうんですよね。
いろんなところへ連れて行ってあげたり、ご馳走を用意したり。

アメリカ人の青年を受け入れた知り合いは、朝食にパン、ベーコン、スクランブルエッグ、サラダ、フルーツを用意したら、その青年が驚いて、いつもオートミールにミルクをかけたものだけなので、こんなに食べられないと言ったそうです。

昼食、夕食にしても相手の国の食事を真似るのではなく、日本の普段の食事を提供するほうが良いと思います。

たいてい日本の食事のほうが種類が豊富なうえ健康的で美味しいですから。


むしろホストファミリーの普段の食事や生活のほうがゲストにとっては興味深いものです。


また、せっかく日本に来たのだからと、ゲストを週末にイベントや旅行へ連れて行ってあげたら、「疲れるので家でゆっくりしたい」と言われた友人もいました。


おもてなし精神を発揮するのは日本人の良いところですが、特に受け入れ期間が長くなってくると疲れてしまいます。


ドイツ人ホストファミリーのように、決して無理をせず、自然体で、普段通りの生活のなかで受け入れてもらうほうが、お互いに楽ですし、そのほうがかえって文化・習慣などを知ることができます。


皆さんも機会があれば、ホームステイをしてみたりホストファミリーになったりしてみませんか。


それでは、このあとも素敵な1日を!
Einen schönen Tag noch!
Tschüs!


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