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【ドイツ語】状態受動とは #450

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Hallo zusammen!
Mein Name ist Hiromi Shirai.
『白井博士のドイツ語講座』へようこそ。
白井宏美です。


第440回から449回まで、受動態動作受動について説明してきました。


今日から状態受動について説明します。


状態受動他動詞の過去分詞+sein で作ります。


「他動詞」とは4格目的語をとる動詞のことです。
その他の動詞は「自動詞」と呼ばれます。


「自動詞の過去分詞+sein」だと「完了形」になりますよね。
第196回から200回で説明しました。
note ではマガジンにまとめています↓

この両者をしっかり区別して覚えましょう。


そして「~される」という動作を表す「動作受動」と「~されている」という状態を表す「状態受動」も、はっきり分けて使われます。


たとえば、動作受動
Das Café wird geschlossen.
というと、カフェの外に出してあったメニューや看板が取り込まれ、カーテンが閉められて、鍵がかけられるというような行為がなされることを表します。


それに対して、状態受動
Das Café ist geschlossen.
というと、そのカフェに入りたいと思ったけれど、すでに閉まっている状態になります。つまり、閉めるという行為による結果状態を表します。


geschlossen  schließen(~を閉める)の過去分詞です。


状態受動の場合、結果状態に焦点があてられますので動作主(誰によって)はふつう言われません


Das Café ist geschlossen.
を過去の話にすると

Das Café war geschlossen. (カフェは閉められていた)
となります。


いかがでしたか?
状態受動について、少しイメージできたでしょうか。
今日の説明を例文とともに把握しておいてくださいね。


それでは、また明日。
Bis morgen.
Tschüs!



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