【ドイツ語】受動態 #440
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Hallo zusammen!
Mein Name ist Hiromi Shirai.
『白井博士のドイツ語講座』へようこそ。
白井宏美です。
冬休みをとっていましたが、本日から再開です。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
冬休み前の第439回では序数の使い方について説明しました。
今日から受動態について説明します。
簡単に言えば、「~する」という能動態に対して、「~される」というのが受動態です。
また、ドイツ語では「~される」という動作を表す「動作受動」と
「~されている」という状態を表す「状態受動」を、はっきり分けて使います。
動作受動から説明していきましょう。
動作受動のもとになる受動不定詞は過去分詞+werden で作ります。
たとえば
「読まれる」は gelesen werden
「歌われる」は gesungen werden
「ほめられる」は gelobt werden
となります。
そして、現在完了形の平叙文を作る時もそうでしたが、受動態の平叙文を作る時も日本語の語順と同じように並べて作っていくことができるのですよ。
現在完了形については第196回で説明しました。
それでは具体的に説明していきますね。
たとえば
「日本で好んで読まれる」なら
(日本で)(好んで) (読まれる)
in Japan gerne gelesen werden
と日本語の語順と同じように並べて、
主語を dieses Buch(この本) にしたければ、一番後ろにある werden を wird に変化させながら第2位に持ってくるだけです。
そうすると
Dieses Buch wird in Japan gerne gelesen.
となります。
その結果、過去分詞 gelesen は文末に残ります。
このとき、第2位にある wird と文末の過去分詞とで枠構造ができます。
このように、日本語の語順と同じように並べて、一番後ろにある werden を主語に合わせて現在人称変化させながら第2位に持ってくると動作受動の平叙文ができあがるわけです。
まずはここまでを頭に入れておいてくださいね。
それでは続きは、また明日。
Bis morgen.
Tschüs!
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