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#27:偶発的に起こる遊びの中で試すという面白さ

今回のテーマは
”偶発的に生まれる遊びの中で”というテーマでお話しさせていただきます。

「偶発的」偶然に起こった事。
今回は「試す」遊びの面白さも併せてお話しできればなと思います。

1つエピソードをご紹介させていただきます。

その日は雨が降っており、僕たちは部屋の中で遊んでいました。

もう少しで片付けの時間かなぁというところで
子どもたちの遊びを観察していたんですけども、
どうやら子どもたちが集まってなにか遊んでいる姿がありました。

3歳頃になってくると友達と上手に遊べるようになり始めるころでもあるので、
なにか始めたのかなあと思い、お片づけをするのを待っていました。

そうやら面白そうなキャッキャと声が聞こえるので近づいてみると、
お部屋にはおもちゃを片付ける棚があるんですけども、
色分けした箱の中におもちゃを入れ、それを支えるおもちゃだながあります。

そのおもちゃ棚にマグネットのおもちゃを吊るして遊んでいました。

マグネットのおもちゃって子どもたち大好きですよね。
マグネットがくっつく素材の板やマグネット同士のつなげてみたりなど
電車のおもちゃの連結する部分などがマグネットだったりするのがありますよね。

そのようなマグネットが使われているおもちゃを
そのおもちゃの棚にペタペタくっつけて遊んでいました。

子どもたちは、マグネットがくっつく事は理解していますので
”なかなか今まで見たことなかった遊びだなぁ”と思い
”でもまさかここにもくっつくとは!”という表情と
驚きと発見の入り混じったような表情してまして、

そのおもちゃの棚にマグネットをみんなでくっつけて
その下にABCを書かれたマグネットだったり
電車のマグネットだったりなどを吊るして遊んでいました。

友達同士でも”ここにもくっつくのかー!”と言い合いながら遊んでいました。

そのおもちゃの棚というのが
見た目が木の素材でできていて、”まさかここにはくっつくとは!”という感じの
素材で作られてたんですね。

なので、例えば
マグネットのおもちゃ入れようと思ったら”偶然的に”その棚にくっついたのか
その棚にくっつけようとただただ試してみたら偶然的にくっついたのか

定かではないですが、子どもたちも驚きと発見のびっくりしたような表情で遊んでいて、
くっついたときの達成感や不思議さが相まってすごく楽しそうに遊んでいました。

子どもたちは遊びの中でいろいろ発見したり、試したりを繰り返し行っているんですけども、もちろん偶然的に起きたことというのも多々あり、
全然予期していなかったこと、全然計画していなかったことが多々起こります。

その中でも子どもたち自信が、
”こんなことができるんだ!”という発見があることで、
嬉しかったり、ちょっと不思議だったり、驚いたりという感情がたくさん生まれます。 

僕ら保育士もそのような場面があったら
一緒に喜んだり、びっくりしたり、その気持ちを共有できると
遊びもどんどん発展していくのかなと思いました。

”試す”という行動は学びとしても大事な要素になりますので
いろいろ試しながら、子どもたちと楽しい遊びを見つけていけたらいいのかなと思います。

少しでも参考にしていただければうれしいです。

エピソード by  あやと

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