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#6:対話を通して子どもたちは世界を広げていく

今回のテーマは声掛けについて

日々子どもたちと遊んでいたり、一緒に生活していく中で
「子どもたちに声を掛ける」
いわゆる、声がけという場面は日々行われています。

子どもたちが遊んでいる時に
「何しているの?」と声をかけたり

困っている時に
「どうしたの?」と声をかけたり

ご飯を食べている時に
「おいしいね」と一緒に気持ちを共有したり

僕ら保育者からもどんどん話しかけることもあれば

子どもたちも3歳頃になるとお話も上手になってきますので
いろんな気持ちだったり、今考えていることだったり、疑問に思っていること
などを発信してくれるようになります。

一つエピソードをご紹介させていただくと、
僕の努めている園の近くには自然の中で遊べる場所があり、よく子どもたちと出かけています。

秋の季節の話にはなりますが、

そこの場所には、どんぐりがたくさん落ちていて
子どもたちもどんぐりを探したり、木の枝を拾ったり、葉っぱを集めてお山を作ったり、自然の中でいつも遊んでいます。


ある男の子が土を掘っていて、どんどん掘っていくと幼虫がでてきたことがありました。

「なにしてるの?」と声を掛けると
「いま穴ほってるんだよ!」という返事が返ってきます。

「なに見つけたの?」と声がけをすると
「虫見つけたよ!」という言葉が返ってきます。

「どんな名前の虫なの?」と聞くと
「これはどんぐり虫だよ」と返ってきます。

少し例を挙げさせていただきましたが、
僕ら保育者の声がけに対して、子どもたちの反応がそれぞれ違い
頭の中で行われている思考が少し変わってきます。

正解や不正解はないですが、
子どもたちの遊びをよく観察ながら
子どもたちのあそびが広がるように
創造が広がるように
また、子どもたちが発見したり、驚きがある場面だったりしたら
少し頭の中を整理してあげるように

保育の中では、声がけも含めて、総称で”対話”というものが大事だと言われています。
子どもたちとの会話のやり取りになります。

ただ言葉を交わすだけではなくて
子どもたちの気持ちや思いや想像が広がっていくように
こちらも返す言葉を考えて、気持ちや思いを共有していくということになります。

あまり考えすぎると言葉が出なかったりするので、
自然と子どもたちの言葉を聞いて、想いを感じて、楽しく会話できれば一番いいのかなと思いますが

子どもたちの頭の中の世界はどんどん広がり、無限の可能性が広がっていますので、
僕らも大人もなんとかその中に飛び込んで、色々子どもたちの世界を感じれたらなと、日々子どもたちのとの会話を楽しんでいます。

少しでも参考になれば幸いです。

エピソード by あやと


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