見出し画像

#2:子どもの五感を思い切り冒険させたい!

僕自身、保育士として意識していることが2つあります。

一つは、子どもたちの感情
もう一つは、五感になります。

子どものことや子育てについてのお話の中で、
”五感で感じる”や、”感性を伸ばしていこう”なんて話をよく聞くかと思います。

そして、子どもたちと関わっているなかで、
子どもたちの五感が発揮されているなという場面が多々あります。

五感というと
視覚・聴覚・味覚・触覚・嗅覚
がありますが、

人間がこの五感を使っている場面というのは、情報量が非常に多いと感じます。
情報量が多いということは子どもたちのイメージと認知がつながって、
学びも大きいということです。


最近は、五感の中でも特に嗅覚にも興味があって

先日、アートラボにでかけた際
紫色のライトが照らされた通路に入った瞬間に、ラベンダーの匂いを感じるという体験をしました。

その時、ふっと感じたのが

僕ら大人はラベンダーとう知識、イメージ、
ラベンダーの匂いはこういう匂いだという感覚を既に持っているので、
嗅覚で感じた場合にすぐに認知とイメージがつながります。

しかし、子どもたちはどうなのか。

普段の散歩の姿を振り返ってみると
散歩中にいろんな匂いがあります。

金木犀の季節は金木犀の香りという自然の香りだったり。
どこかのお家で何かを作っているご飯の匂いだったり。
なにかお仕事されているからの現場の匂いだったり。

僕たち大人は子どもと一緒に歩いていても
何の匂いだとすぐに感じることができますが、

子どもたちの発言をよく聞いていると
”なんか臭い”とか ”なんか美味しそうなにおいがする”

などの感覚的な言葉が多いのかなと感じます。

この匂いは、どんな匂いなのかというイメージと認知の繋がりがまだなく、
反対にそれが面白い部分でもあったりします。

視覚情報や聴覚情報が強いと言われておりますが、
嗅覚の部分も二次的五感や間接的感覚と比喩できそうな感覚もあり、
二次的に想像されたり、イメージされるような、認知につながる感覚も非常に興味深いです。

子どもたちがそのような発言をした際に
「これは何の匂いかな?」
「焦げてる匂いがするね」
「食べ物の匂いかなー?」
という言葉かけをすると

そのような嗅覚、匂いなどから感じた感覚も、
冒険できるのではないかと最近は思っております。

みなさんも子どもたちと関わる際に
子どもたちがどんな感覚を持って遊んでいるか
どんな五感を働かせているかとか感じる場面が多いのではないかと思います。

また、
大人も常に人間は日々五感をフル稼働させているということで
一日1万〜2万くらいの思考を繰り返されていると言われていますが

やはり五感でいろんな情報を常に得ているので
多数の思考が常に無意識的に行われているのかなと感じます。

最後に、僕ら保育者も自身の五感をフルに発揮して、
子どもたちの感覚や感情を支えていけたらいいのかなと思います。

エピソード by あやと





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?