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追龍  chasing the dragon


ドニー・イェンとアンディ・ラウ!
ドニー・イェンとアンディ・ラウ!!

生死有命、富貴在天!
生死有命、富貴在天!!

(大事なことなので2度言いました)


2019年に機内上映でみていた本作。やっと日本公開ですよ!
新宿武蔵野館で公開初日に鑑賞。
*ネタバレ注意

鑑賞後、追龍のことしか考えられなくて近場で酒飲んでたら終電のがしてそのままカラオケにひきこもって考えうるすべての追龍ソングを歌っていた。
すごいね、ロックとホーのことを考えていたら夜が明けたよ。


あらすじ:1960年代の香港に実在した香港マフィアのボス、ン・シックホーと警察署長ルイ・ロックをモデルに、汚職が蔓延した警察と彼らとつながっていた黒社会との関係を描き出していく。中国の潮州から仕事を求めて香港にやってきたホーは、ヤクザ同士の争いに参加して警察に逮捕されるが、ホーの腕力に目を付けた警察署長のロックに助けられる。そのことに恩を感じたホーは、黒社会でのしあがっていき、今度はその立場からロックを助けるなど、2人は次第に友情で結ばれていくが……
2017年製作/128分/R15+/中国・香港合作

主演のドニー・イェン、アンディ・ラウが製作も務めてるんですよ。アジアスターW主演で、麻薬密売ホー組と刑事ロックのバディおよび愛憎ドラマってだけでご飯三杯いける。

ちなみに、英語タイトルの「Chasing the Dragon」はヘロイン・覚せい剤をあぶって吸うというイディオムです。ググるといけない画像がたくさん出てくるので注意。


ロック警察署長

アンディ・ラウ(劉 徳華)は香港出身の俳優・歌手・映画プロデューサー。ニックネームはワーツァイ(華仔)

1961年9月27日 生まれ、御年58歳というアラ還にして画面が割れるのでは…?というレベルでスリーピースを美しく着こなすツーブロックの男です。罪深い。

今回のどストライクで賞は「九龍城で信号弾無くしたって言いながら助けに来たホーに口塞がれるロック」です。撃たれまくって血まみれのまま小屋の隅でおびえる表情は5000億点ですね…

なおロックの片腕で暗躍するドランク塚地ことケント・チェンさんも最高です。

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セクシーの権化・ロック様。こんな警察署長がいてたまるか!


シックホーと仲間たち

冒頭、香港へ渡ってきたばかりの話からはじまるのですが、30代設定?なのかみなさん見た目が若すぎてびびる。

ドニー・イェン(甄 子丹)香港出身の俳優・歌手・映画プロデューサー。ここまではアンディと同じ。1963年7月27日 の御年57歳、あなたもアラ還じゃないですかやだー

初見は「ブレイド2」つぎに「孫文の義士団」だったかな。とにかくアクションがすごいひとだわ、という印象。

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天パドニーさんは可愛くてためいきがでる

なお、ホーたちがバイトで大通りで喧嘩しているとき、建物からみているロックが「あいつ強いな、あのやんちゃ坊主は誰だ?」っぽいせりふをいう場面がありますが英語字幕だと「Who's that curly boy?」なんです。カーリーボーイ。天パを認めている。しかもホー絶対年下じゃん。もうこの台詞だけで即落ちですよ。

今回、ふたりの出会いから別れまでを汚職と暴力とロマンチシズムにまみれて描いているわけですが、1960年代の香港という中国にも欧州にもなれない魔都の悲しみ、両者の家族や仲間の絆も立てたうえで成り立っている関係なので、男の友情濃縮度1000%といえどもブロマンスの一言ですませちゃいけない気がして、「新しき世界」「インファナル・アフェア」「男たちの挽歌」に通ずるものがあるなぁ、としみじみ感じながらみていました。

ほかにもツボった場面など

・耳を切ったホーを咎めず背中で怒りを察してるロック
・ソウルミュージックでノリノリで歩くホーたち
・Donny Hathaway ♪The GhettoをBGMにワンカット九龍ツアー
・輩系ダークサイドドニアクション
・ローズの最期
・車内でホーの隣はいつも空(akaロックの席)
・ふたりでタバコ
・ホーをかばうために真顔で腕撃つロック
・生死有命、富貴在天
・エンドロールあとの「おまえにあいたいよ」は反則です!!!!


九龍でゲットーの選曲はしびれたね。ドニーさんチョイスらしい。
Facebookに公式音楽付き動画がありました↓


とりあえず円盤でたら買います。

追龍、こちらに音楽など詳しい解説、レビューあるので参考までに。




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