この懐かしいチョコを見てくれよ。
きっと最後となるであろう血祭が終わり、あとはお薬のチェンジ日を待つのみとなりました。
ヤーズもあと4粒。
カウントダウンによりシンミリするメンタルの大波は、もう超えた気がする。
メンタルが安定したひとつの要因として
【子供を持たない】という選択をしたことにより、私と一緒に人生を左右されてくれる恋人タミオ君が 想像以上に楽観的なことである。
冒頭に貼り付けた、懐かしい ぷちぷち占いのチョコ。
私がヤーズを飲むたびに、タミオ君はこのチョコを思い出しているらしい。無邪気極まりない。
懐かしすぎて暫く盛り上がった。
好きだったな、私も。このチョコ。
恋人タミオ君は
そういう、無邪気な発言が多い。
いっぱい食べて空気も飲み込んで(呑気症)パンパンになった私のお腹をさすりながら『女の子かな』とか言ってみたり
前に、二人の写真から子供の顔を作ってくれる某有名画像加工アプリを試したことがあって
その時に出てきた子供によく似た男の子が、近所のファミレスのポップアップに載っていて『うちの子が使われてる』 と言ってみたり
そういう
無邪気というよりは、もしかすると所謂デリカシーのない発言にあたるようなことをタミオ君はよく口走る。
少なからず、こどもが出来にくい要因を私自身が保持していることや、可能性に託さず挑戦せずとも妊活をあきらめた事に罪悪感を覚えている私に
本来であれば浴びせるべきでない とされる無邪気な発言に
私自身、救われていたりする。
いろんなことを包み隠さず話し合ってこれた、これまでの関係性だからこそ許されるのかもしれないけれど
そんな風に冗談で(本気かもしれんが)
からかうようにネタにしてもらえることで、私の病気も二人にとっては【ネタ】になる。
二人がネタにすることで、周りも気を使わないで済む。
周りに人がいる状況で、ネタを解禁されたことはないけれど。
そんな事の積み重ねにより、最後の一列となった低用量ピルを、チョコレートを食べるかのように服用できるようになったのは有難いことだ。
*****
昨日、タミオ君のお休みに合わせてテレワークの予定を入れていて、仕事中も自分の家に帰らなかったタミオ君とずっと一緒だった。
普段は 仕事柄&テレワーク機器の在庫都合で、テレワークは月1~2回程。
午前中、一人で買い物に出かけて、お昼ご飯にはペペロンチーノを作ってくれて、食べ終わった後にはお片付けもこなしてくれて、定期的に私の肩を揉みながら、お菓子をつまんだり動画を見たりしながら楽しそうに過ごしていた。
普段全然料理をしないので、火気の加減が調整できず鷹の爪がカラスブラックになり 見事に無味無臭のペペロンチーノだったのはご愛敬。
やむを得ず塩コショウを追加したけど、美味しかった。
おいしさってのは、実際の味だけじゃなくて
精神的な満足感が含まれるな。
いつも美味しい美味しいと言って私の作ったご飯を食べてくれているタミオ君も、もしかしたら恋煩いによる味覚変動が起きているかもしれない。
と、伝えたところ
次はチーズリゾットを作ってくれると宣言されました。
楽しみだ。
いっそのこと、これを機に料理男子になるというのもアリだと思うよ、私は。
昔々、ばあちゃんが初めて入院した時
当時のじいちゃんは、お米も炊けない、ジャガイモの芽を取ることも知らない、絵に描いたような亭主関白だった。
時を経て少しずつ家事もこなせるようになったけれど、毎日のようにご飯の用意をしに通っていたことがある。
いつか二人で暮らすようになった時
どちらかが何らかの理由で動けなくなった時
できれば訪れてほしくはないけど、避けても通れないであろう【いざ】という時に、単独で生活が回せる最低限のスキルというのは 必ず持ち合わせていた方が良い。
タミオ君は、生まれてこの方ずーっと実家暮らしの割には いろんなことに気付いてくれて、時間はかかってもちゃんとこなしてくれて、結局のところ器用な殿方で助かっている。
ただ料理だけは、苦手だそうだ。
時々一緒にやったりしてみよう。
今の狭すぎるキッチンから、早くお引越ししたくなるね。
私も大して料理が得意な方ではなかったけど、一人暮らしを始めて自分の世話が楽しくなったり
こうやって愛する人のためにご飯を作って待っているという喜びを感じられるようになったり、それを美味しいと言って食べてくれるだけで その過程までもが楽しくなったりすることを知った。
料理は、楽しい。
私にとって【無になれる】貴重な時間であることも含めて ではあるが、できれば作って食べたいと思える程には 満喫している。
ありがてえな、いろいろと。
もう何が有難いんだかわからないぐらい、日々の些細な出来事に幸せを感じているというか噛み締めて過ごせているというか
そう思える自分、悪くないな って感じ。
相手や周りに罪悪感があることも
これまで思うように行かなかったことが多すぎた人生も
だからこそ、感じられることが今とても 嬉しい。
この調子で 元気に6月を迎えようじゃないか。
私の日記を読んでくださっている皆様にとっても
幸せな6月になりますように。
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