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【2nd full Album】ミライスカート⁺ / Li'a n Tones

こんばんは。こんにちは。fbrz.tokyo(エフブリーズ・トーキョー)のJTです。
今回は大好きなグループ・ミライスカート⁺の最新アルバムを紹介します。

待望の2枚目、記念日に発売

2023年3月3日。前作『C³ Tones』の発売から約2年半、ミライスカート⁺(プラス)の2ndフルアルバム『Li'a n Tones(リアトーンズ)』が発売されました。
今回もagehaspringsの全面プロデュース、11曲の新たな世界が広がります。

発売日の3月3日は、ミライスカート⁺のファンの間では言わずと知れた『ミラミラの日』という記念日。ミラ="3"からきており、その昔からこの日にライブやイベントを開催してきました。今年は単独…ではないのですが、大阪:阿倍野ROCKTOWNにて対バンライブイベントが行われ、その物販にて初売りとなりました。
なお、翌週末3月11日にはリリース記念単独ライブも開催。
こちらの模様は後日、レポートを掲載する予定です。

アルバム名『Li'a n Tones(リアトーンズ)』について

この綴りで"リアトーンズ"と呼びます。

間に小さい"n"が入っているのを見ると、2012年に活動終了したグループ、Tomato 'n Pineを思い出します。彼女たちもagehaspringsプロデュースでしたね…。
JT心のひとりごと

このタイトルには、ミライスカート⁺:児島真理奈の思いが強く込められています。

① Li’a(リア)=ハワイ語で 「夢が叶う」
「憧れ」という意味もあるのでこう進みたい
という憧れが叶いますようにという想い

② Lian(リアン)=英語で「鋼玉石」
無色透明な結晶から内側のイオンによりルビーやサファイアに変色する石のこと
憧れる理想をミライスカート⁺の色で発色できるようにという想い

③ Lien(リアン)=フランス語で「絆」
海を越え、遠く離れた海外にもミライスカート⁺の音楽で絆が繋がりますようにという想い
こじんまりちゃんBlog 2023/3/3 「2nd album 『Li'a n Tones』」より引用

このアルバムは構想期間長かったそう。タイトル以外にもアルバムコンセプトやジャケットなど、制作に携わってくださった皆さんの願い…たくさんの気持ちが形となったアルバム。手に取ることができてホント幸せです。

アルバムを通しての感想など

まず全体を通して『ストーリー性を感じる』構成だなと感じたのが第一印象でした。個々の完成度はとても高くて、それだけで十分存在感もある楽曲たちなのですが、アルバムとしてこの曲順に並べられると、全体が一つのまとまり…自分には、とある女性の日々の生活、出来事などのシーンが繋がって見えてきたような感じがしました。
ストーリーの始まり、自分のことと周りのこと、明るい毎日と恋愛の悲喜交々、前向きな気持ちで未来へ向かう姿で旅立つ…そんな流れが、この40数分に凝縮されています。それを感じた時、ただ『すげぇ…』としか言葉が出ませんでした(語彙力)。

楽曲は先ほども述べた通り、多彩なジャンルでとても個性豊かな曲が揃っています。4ピースぐらいの生演奏が似合いそうな曲、しっとりと聞かせられるような曲、アイドルっぽさある明るい曲、など。
それら全ての楽曲で、今までよりさらに進化した"児島真理奈の歌声"が、とても強い存在感を魅せて煌めいているのです。本当に大好きな声!
前作と比較して感じられたのは『発声の違い』…主観ですが、おそらく歌い方に感情を乗せやすくなったんじゃないかなって思います。しゃくるような歌い出しとか、スーッと抜けていくようなところとか、ステージから見る景色と自分の演出を調節しつつ、自在にボーカルへ感情を色付けする。そんな歌い方を身につけ始めたんじゃないかな、と感じています。
まだまだ発展途上だと思いますが、この先の進化が末恐ろしい…いや、楽しみ。

overture Mahaloha na vibes mix
アルバム1曲目は、日本語でいうところのいわゆる"出囃子"。ライブ出演時のオープニング登場曲、といえばわかりやすいでしょうか。
ミライスカート⁺には前2曲のovertureがありまして。それぞれ壮大な雰囲気があったりキラキラ派手だったり…それはそれでとても好きなのですが、今回はちょっと毛色の違う雰囲気。カウントするように入ってくるSEに、淡々と刻んでゆくリズムライン。そのビートが期待感を煽るようで高まってゆきます。最後に指揮者が指揮棒をおろすように静まるところ、陸上競技のスタート前に一瞬、静寂が訪れるようなあの雰囲気です。

START LINE
この曲はタイトル通り、始まりにふさわしいイメージ。まずは自己紹介、みんなも一緒に、ここから!という印象です。笑顔で手を差し伸べてくれる感じかな。
サビで、詞をリフレインして歌うところが大好きです。
例えば1サビの『花が咲く』、2サビの『語りあおう』とか、繰り返す1回目と2回目の歌い方の違い、そこに込められる気持ちの違い。グッときます。

メトロポリタン
知ってる地名が随所に出てきて、なんとなくあそこのことかな…と、頭の中で絵が見えてくる曲。駅を降りて地下にあるライブハウス、重い扉を開けると最高なライブシーンが…という。ミラーボール回るフロアの雰囲気を感じて、思わず笑顔。
この曲は絶対生演奏で聴いてみたいという野望があります。特にブラスセクション!心地よく刻むギターに絡む跳ねた感じのブラス、最高。

KARASUMA LAST CRY
前曲と同じようにブラスを入れつつも、雰囲気はガラリと変わってやや重め。振り向かせられない誰かを想い続ける、そんな女性の切なさ。初めてティザーで聴いた時から"この曲大好きだ…"と感じてました。
1サビも2サビも『恋人』というワードから入るのですが、ここの歌い出し、すごく好きです。特に2サビ後の『君の幸せに 私はいない…』でちょっとタメを作った後のラスサビ。なんかこう、ドワーっと何かが流れていくような。好き…(語彙力

+Love
前曲での重さが吹っ切れたような(それとも想い人と上手くいったのか)、明るい未来しか見えないという雰囲気。冒頭から刻む太めの低音がとても心地よく、またこの曲を歌っている児島真理奈の姿・笑顔、とても良くって大好きです。
2022年11月に先行EPとして発売され、初披露された時から"新しいミラスカ"を感じさせてくれた曲でした。アルバムにも収録されて嬉しい!ちなみにEPに収録されているこの曲のRemixも秀作です。そちらは一歩進んで同棲感が…(主観です)。

下弦の月
冒頭から感じる疾走感、随所に感じる和テイストの音色、まさに時代物アニメの主題歌に違いない!もしやタイアップ?なんて思った曲。速めのBPMにビート感強めなのが心地よい!歌詞に出てくる渡月橋、ロケは絶対太秦だな…と、絵がすごく浮かんできます。『紅を引く』という歌詞からは、美しくなるために口紅を塗る仕草と、敵を一刀で斬り倒した時の様子の2つを感じました。やはり主題歌向きです。

graffiti
おそらくこのアルバム中で、自分が一番好きなのはこの曲かもしれません。詞はとても切な系で、もしかしてただ別れただけではなく、彼はもう2度と会えないところへ…なんて想像も。この曲もすごく映像が浮かびます。淡々と同じ4つ打で刻むリズムが、止まらない時間と戻れない過去。この曲のボーカルはそこまで変化ないように聞こえますが、メロディラインが高音系な印象なので、結構難しそう。でもその分、これからもずっと聴き惚れてしまうんだろうなと思っています。

Over the sea
この曲を何度か聴いていくうち、歌い方の優しさと詞の内容から思わず『リアトーンズ版のカガヤクイノチ』だな…と。児島真理奈の大きな愛が、日本や世界いろんなところにいるテイラー(ミライスカート⁺のファンを総称してこう呼びます)ひとりひとりの下へ届けられてゆく様子でしょうか。
+Loveで(仮想的な)目の前の一人に向けて『いい日になるように』と言っていたのと同じように、ここでは世界へ向けて『君が笑顔でいられますように』と願っている…誰かの事を思うというテーマが、このアルバム通して繋がっているような。

Hira☆Fuwa
こちらも先行EPからの収録。初披露された時に『おっ、歌い方(発声)変えてきたな』と進化を感じさせてくれた、明るさ強めのハッピーな曲。いい意味で過去曲からポーンと脱却した、そんな印象でした。
振り付けの所作がひらりふわりと美しかったり、おきばりやすと京都弁が入っていたり、京都拠点のミライスカート⁺をライブでアピールできる、とても重要な一曲。

MIRAI ROCKET
ついに宇宙に向けて飛び出した、だけど何度も失敗して…危ないかも、ダメかも…いや諦めない、絶対上手くいく!と、すごく真向きに勇気をくれる曲。Aメロとかの歌い方は可愛らしい雰囲気。ほんの微量だけど、昔の楽曲たちのテイストも含まれてるのかな…なんて感じもしました。しかし、Bメロからサビへ駆け上がっていくような伸び方のボーカル、とても心地よい!パーっと開けていくような印象を与えてくれる歌い方、すごく好きです。

Flight to you
物語の締めくくりは、新たな旅立ちへ向かう誰かを描く曲。歌詞に散りばめられたワードから空港感を感じます。C³Tones収録の『パッセンジャー』も旅曲ではあるのだけど、あちらは"旅行(観光)感"。このFlight to youは遠距離恋愛感があったり、新しい生活へと移動する雰囲気。…そうか、そしてこの曲の後、移動中を思わせるようなovertureからSTART LINEへリピートして戻るのか!(主観です)
個人的にこの曲を聴いた時、いつかの台湾:桃園空港で、旅立つまりちゃんをお見送りに行った時の映像がフラッシュバックしました。いい思い出です。

感じ方は数あれど

以上、ざっくりとではありますが、アルバム『Li'a n Tones』全曲の感想を綴ってみました。あくまで自分はこう感じた、というだけのこと。同じ曲でも感じ方は日尾それぞれです。聴いた人の数の分だけ、ミライスカート⁺のリアトーンズがある、といったところでしょうか。

皆さんもぜひ、このアルバム『Li'a n Tones』で、彼女の歌声と楽曲に触れてみてください。気持ちに寄り添ってくれる楽曲が揃っています。

ミライスカート⁺のCDは、ライブ・イベント開催時の物販スペース、並びにオンラインショップ『ミラスカ⁺のおみせ』にて販売しています。

サインを入れてもらえたりする機会もあります

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
(本当にこんな長文、読んでくださった方いるのなら嬉しいです…)

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