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動物病院で使える福利厚生としての保険について。


先日こちらの記事の最後で紹介しました「福利厚生は法人成りしていれば保険を活用する」ということについてお知り合いの先生から質問がありましたのでこちらでも簡単にお伝えします。詳しく書くと有料にせざるを得ないので、さわりだけ書きます。(というか、法人契約の保険は詳しく書けない部分が多いのです。)

法人成りした動物病院が生命保険を活用して福利厚生を充実させるには、一般的に定期保険や養老保険と呼ばれる保険の種類を従業員を被保険者にして契約します。

これは実は動物病院側にもメリットがあります。いわゆる「ハーフタックスプラン」と呼ばれるスキームになります。

以下にハーフタックスの要件とメリットを書いておきます。

法人の契約: ハーフタックスプランは、法人が従業員のために保険契約を結ぶ形態の保険であるため、法人が保険契約者となる必要があります。

要件

  1. 従業員の受取人: 通常、ハーフタックスプランでは、保険金の受取人は従業員(またはその指定の第三者)である必要があります。

  2. 保険金の非課税扱い: 従業員が受け取る保険金が非課税扱いとなるための一定の条件があります。これには、従業員が一定の年齢(例えば60歳)に達した後、または退職時に保険金が支払われることが含まれます。

  3. 保険の種類: ハーフタックスプランは、一般的に養老保険や定期保険、終身保険などの商品に適用されます。ただし、適用される保険商品は保険会社によって異なる場合があります。

  4. 保険料の上限: 法人が経費として計上できる保険料には、一定の上限が設定されていることがあります。上限を超える保険料は、経費として計上できない場合がありますので、注意が必要です。

メリット
メリットは「ハーフタックス」の名前の通り、支払った保険料を一部損金にできます。

法人税の節税効果: 法人が従業員に対して支払う保険料は、経費として計上することができます。これにより、法人の課税所得が減少し、法人税の負担が軽減されます。従業員への給与や賞与の一部を保険料に振り替えることで、法人の財務負担を緩和することができます。

ほとんどの保険代理店であれば分かると思います。ここに書いていない細かい要件もありますので、詳しくは聞いてみてください。


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