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可変システムの2つの狙い。そしてペップが偽SBを用いた可変システムを実行する理由|FBase マガジン #75

【可変システム】

現代サッカーにおいて頻繁に聞くようになったワードですね。そんな可変システムを今回は少し深ぼっていきたいと思います。

なぜ可変システムを行うのか?その理由、狙いを大きく2つにまとめました。そして最後にはペップ・グアルディオラが実践する可変システムについて少し触れていきたいと思います。そこには可変システムのデメリットを踏まえたペップの狙いが詰まっており、より一層可変システムへの理解が深まるのかなと思います。

それではまずは可変システムの2つの狙いを解説していきたいと思います!

可変システムする2つの狙い

①相手を撹乱させるため

相手を撹乱させることが、可変システムを行う一つ目の狙いです。

なんでSBのお前が中にいるんの?なんでトップの選手が中盤にいるの?誰がマークにつくんだよ?え?俺がついて行ったら背後空いちゃうからつけないよ!お前がつけよ!いや俺は元々のマーカーがいるから無理だから!

と言う具合に相手に迷いを与えて、プレスのずれを作っていきます。相手のプレスの基準点をずらす狙いが可変システムを行う一つの理由です。

え?お前誰?と言う疑問を相手に投げ抱えるのが可変システムの第一段階!
相手が迷うことで生じる時間。可変した選手に引きつけられることで生まれるスペース。これが可変システムを実行するメリット。


②求められる配置の違い

可変システムを実行する2つ目の理由は、状況やチームコンセプトによって求められる配置が異なるからです。これだけでは説明が不十分だと思うのでもう少し詳しく話していきます。

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