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サッカーは本当に、ボールひとつあれば出来るスポーツ? -FootBall Base マガジン 第5弾-

私の住むほんと目と鼻の先に、フットサル場が新しくオープンした。

この時芽生えた気持ちがこちら。

フットサルやりたい!
サッカーの練習したいな!
サッカースクールやってみようかな!

こんな気持ちが本当自然に芽生えた。やっぱりサッカーができる箱が出来るとボールを蹴りたくなる。それも住む場所から目と鼻の先にとなれば、なおさらそんな気持ちは大きくなるはずだ。

箱は大きな動機づけになる

私がサッカー畑に関わる人間だからそんな気持ちが芽生えたのかもしれないが、ここで一つ想像して欲しい。

こんなグランドがあなたの住む近くにできたら?どんな心境になるだろうか?

ある日。家の近くに。綺麗な、カッコいいサッカーグランドが出来ました。さて、あなたの心には何が芽生えたでしょうか?

私のようにサッカーしたい!と思った人もいるだろう。

私はサッカーとは無関係だからそうは思わない!いや家の近くにそんな場所が出来たら一目見に行こうかな?覗いてみようかな?

という気持ちも芽生えたりしないだろうか?

この気持ちってサッカーにはじめて触れる動機づけとしては十分過ぎないだろうか?

全くサッカーに触れてない人の心に、サッカー場!という箱が出来ることでサッカーに触れる動機を芽生えさせる。

近いから行ってみようかな!という人の行動心理?も重なるはず!

よし家から近いからオープンしたサッカー場覗いてみるか!

そして覗いた箱で本当に楽しそうにサッカーする子供達、真剣に遊ぶ大人たちを見た時。サッカー初心者の心に何かを芽生えさせることが出来るかもしれない。

おお!サッカー楽しそうじゃん!サッカーやってみたいな!となればサッカー畑に関わる人たちの勝利だろう。

おい、勝利ってなんだ?

減少するサッカー人口を食い止める一石

こちらはサッカー選手の登録数の推移データだ。1996年からサッカー人口が減少傾向に。この減少傾向が上昇傾向へ転換したのが2002年。2002年といえば日本中がサッカーに熱狂したアレがあった年。アレとは日韓ワールドカップだ。この年を境に再びサッカー人口が上昇傾向に!しかしその上昇傾向も頭打ちに。2014年をピークにただいまサッカー人口は減少傾向となっている。

サッカー人口の減少傾向の原因は様々あるだろう。

・少子高齢化
・ゲーム機やSNSの普及でスポーツに充てる時間が減った子供達
・ボール遊び禁止場所の増加

こういった理由が私はすぐに思いついたが、皆さんはどんな理由をあげられるだろうか?もしよければコメント欄で教えてください。是非参考にさせて下さい。

そしてこの中でもボール遊び禁止場所の増加が、私の中では1番のサッカー人口減少の原因と感じる。

サッカーはボールひとつあれば出来る手軽なスポーツ。だから世界中に広がったとも言われているが、でもこの概念は日本ではもう幻想になりつつあるのかもしれない。

昔はボールひとつあれば、サッカーが出来る場所が今より多くあった。

団地の芝生。公園の広場。雑草の生茂った空き地。コンクリートでストリートサッカーする光景も。そんなボールひとつあればサッカーができた環境が今の時代どんどん減っている。

そんな場所があったからこそサッカーをやる動機にもなったはず。反対にそんな場所がなくなってしまえばサッカーをやる動機がひとつ失われると言えるはずだ。

それでは、昔あったそんな動機を再び呼び戻すことができればサッカー人口減少の歯止めになるのでは?と私は思っている。

だからこそサッカー人口の減少を食い止める一石にサッカーの箱づくりはなる。そう今回、私の目と鼻の先にフットサル場が出来てなおさらそう思った。

サッカーはボールひとつあればいい!を本当の意味で実現させたい。

もっとみんなにサッカーボール蹴って欲しいな。楽しいぞ、ほんとに。その為にはサッカーをやれる場所がやっぱり不可欠。

どこでも誰でもサッカーが出来る場所が整備された時、本当の意味で「サッカーはボールひとつあればいい!」と言える気がする。

サッカーはボールひとつあればいい!と心から言える環境に日本がなればいいと心から思っている。

みんなでサッカーの箱作りまくっちゃいましょう!私も頑張ります。


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