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展望:【グループD】21/22 チャンピオンズリーグ

今回はグループD。
この組み合わせ!昨シーズンのあのグループとほぼ一緒じゃん!と思いません?
レアル、インテルファンならすぐ分かるはず!
それがこれ!

■昨シーズン20/21グループB■
レアル・マドリード
インテル
シャフタール
ボルシア・MG

そして今季唯一この組み合わせの中で違うチームが、それはCL初出場のあの謎めいたクラブ。

グループDにはイタリア王者に返り咲いた青黒。白い巨人。CL常連のウクライナの強豪。そして1番の目玉はCL初出場の謎のベールに包まれたモルドバ王者の4チームが揃った。

グループCはこちら!

グループD

ロマンたっぷりな組み合わせ

■グループD
インテル(イタリア)
レアル・マドリー(スペイン)
シャフタール・ドネツク(ウクライナ)
シェリフ・ティラスポリ(モルドバ)

このグループを見てサッカーファンにはお馴染みのチームが並ぶが、あれ?知らないなというクラブが1チーム隠れているはずだ。

昨シーズンユベントスのリーグ10連覇を阻止し、セリアA王座に返り咲いたインテル。CLの常連になりつつあるウクライナの雄シャフタール。白い巨人レアル・マドリード。インテルとレアルがこのグループのリーダーになると予想される。しかし!実はシャフタールがこの2チームの難敵!?というデータも?

そして最後に見覚えのないクラブが。それがモルドバ王者のシェリフ・ティラスポリ。彼らはプレーオフを勝ち上がりCL初出場。強さは未知数。謎に包まれたチームの冒険が始まる。そしてそんなクラブの同組には白い巨人が。

ロマンがあるではないか。世界最高のクラブに新参者が真っ向から挑める舞台が揃った。これもCLのグループリーグの醍醐味。モルドバ王者が今大会のダークフォースになるかもしれない。

2年連続同組となったレアル、インテル、シャフタール。ここもまた面白い要素になりそうだ。

インテル

昨シーズンセリエA王者に返り咲いたインテルだが、主力が出て行ってしまった現状を踏まえてどんな戦いをするのか楽しみだ。

監督コンテが作り上げたインテルだがそのコンテが今季退団。また主力でプレーしていたDFハキムをパリサンジュエルマンへ。エースのFWルカクをチェルシーに放出。しかし不安材料だけではない。新たなに加わった選手たちがリーグ開幕から躍動しているようだ。

前線に長身FWジェコに加えてACミランの10番チャルハノールを獲得。そしてインザーギ監督をラツィオから招聘し、同じくラツィオからFWホアキン・コレアを獲得。そんな前線の新加入選たちはリーグ開幕3試合でそれぞれ得点に関与する活躍をみせ、すでに新たなインテルの戦力になっている。

新監督のインザーギもコンテが築き上げたベースを保ちつつ、3バックをベースに攻撃的なサッカーを見せている。前線には多くのタレントがおり、どんな組み合わせをチョイスするのかで攻撃戦術もガラッと変わりそうだ。これから少しづつインザーギの色がインテルに注入されていくはず。

近年インテルは国内リーグでは結果を出しているが、このCLの舞台では結果を残せていない。この組み合わせを見ればインテルのグループリーグ突破は必須だろう。また昨シーズン、インテルはグループリーグで僅か1勝しかできず、最下位でCLの舞台を後にした。リベンジの思いは強いはずだ。

モウリーニョインテル時代の歓喜をもう一度取り戻せるか?

レアル・マドリード

白い巨人は昨シーズン11年ぶりの無冠と終わった。それは彼らには許されない事は、サッカーファンにとって自明の理だということはお分かりだろう。

長らく白い巨人のカピタンとしてチームを支えたセルヒオ・ラモスを放出した。それが与える影響はシーズンを過ごして見ないと分からないが、チームは新たな道を歩み出したのかもしれない。

アンチェロッティ監督を帰還させ、バイエルンからDFアラバを、スタッド・レンヌからフランス代表の若手のホープであるカマビンカを獲得。新監督と新戦力を迎えて新たな旅路を迎える。

しかし、前述したラモスの退団に加えて、DFヴァランの退団(→マンチェスター・ユナイデット)とチームを長らく支えた最終ラインコンビがいなくなった影響は大きいだろう。

そこはアンチェロッティ監督の腕の見せ所。結果を出しながら、ベテランと若手をどう混ぜながら新たな白い巨人を作り上げていくのか楽しみであり、難しいミッションになりそうだ。

近年1番CLを制覇しているレアル・マドリード。この舞台での勝ち方を1番知っているはず。チームがうまく噛み合えば優勝候補の1つになるだろう。

優勝への第一関門はウクライナの難敵攻略かもしれない。昨シーズン同組だったシャフタールとの対戦成績はまさかの2戦2敗。今大会もシャフタールに足元をすくわれる可能性は十分にあるだろう。

シャフタール

シャフタールはプレーオフでモナコを打ち破りCL本戦出場の切符をゲット。

昨季、CLグループリーグで同組だったレアル、インテルには負けていないシャフタール。インテルには2つドロー。レアルには2勝をあげていることからも、彼らがこのグループを突破する可能性は十分あるだろう。

そして、今季のシャフタールはなんだか、ポジショナルプレー要素が詰まっている?配置で優位性を作って、5レーンアタックをするとかしないとか…

その張本人がこの男。

昨シーズン、セリエAのサッスオーロを攻撃的なスタイルでリーグ8位フィニッシュ。セリエAで戦った経験があることでインテルのことは熟知しているはず。レアル相手にもしっかりボールを握ったプランで挑むはずだ。

このグループをしっかり突破できれば今季のダークフォースになる予感も秘めている、非常に楽しみなチーム。

シェリフ・ティラスポリ

最後はこのグループ1番の目玉。全くデータもない謎に包まれたモルドバ王者。みなさんまずモルドバってどこにあるか知っているだろうか?私は正直分からなかった…

本当に何もデータがないし、プレーを見たことがない。そんな人は私以外のサッカーファンも多いはずだ。

唯一わかることは、CLの舞台に出てくるチームということ。そんなのはこの組み合わせを見た時点で誰にでも分かるはず。しかし、CLに出場する=確かな実力をもつチーム ということだ。

謎めいたチームだがCL出場する実力あるチーム。

得体の知れないチーム。でも実力はあるらしいよ?という相手ってワクワクしないだろうか?まるで未知との遭遇をするワクワクする感覚に近いのかもしれない。

彼らがどんな戦いをするのか非常に楽しみ。しかも戦う相手がまたロマンたっぷり。イタリア王者のインテル。ポジショナルプレーを体現するシャフタール。そして世界のサッカー界を牽引する白い巨人との対戦。

CL初出場の謎めいた戦士たちの有志を見逃すわけにはいかない。

次はグループEへ!

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