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家族の「好き」が詰まった自家焙煎珈琲屋さんー 北海道勇払郡安平町のまち自慢

北海道安平町で教育事業を担当している増田です。
私の珈琲愛を加速させてくれたコーヒースタンド「Coffee Stand Sieste」(以下、シエスタ)を紹介します。

シエスタは、安平町追分地区の国道沿いにあります。おしゃれでほっとできる店内、豊富なドリンクや美味しいランチ。町民だけでなく、ドライブ中の方々も立ち寄る憩いの場になっています。
今回取材を引き受けてくださったのは、「シエスタのお兄ちゃん」です。


お店を始めたきっかけ

北海道内を「お兄ちゃん」のご両親が旅行している中、自家焙煎珈琲のお店に入ったそうです。そのお店と出会い、安平町でお店を開くことに。お母さんからコーヒー屋を始めると聞いて「お兄ちゃん」は、「田舎でやって誰が来るのか」と一度は反対したものの、両親がお店を開くと決めたので、「やるしかない」と手伝うことにしました。

▼開業の経緯は、ぜひこちらの動画をご覧ください

良い豆を新鮮なうちに

シエスタで扱われている豆は10種類以上。その全て、ランクが高い良いものにこだわっています。良い豆を新鮮な状態で提供するために、少量ずつ店内で焙煎。お店には常に新鮮な豆が使われています。また、焙煎をしたあと、状態が悪い豆をはじく「ハンドピック」も丁寧に行われています。良い豆を仕入れているので、悪い豆は少ないのですが、焙煎時に割れてしまったり、焦げたりしてしまうことも。そういった豆を手作業で一つずつ確認をして提供されています。

珈琲のバランス表

シエスタには、様々な原産国の特徴が異なる豆を常時10種類以上揃えています。豆自体の香りや味を楽しめる「ストレート」、バランスよく調合されたオリジナルの「ブレンド」。ストレートとブレンド合わせて14種類の中から選ぶことができます。この14種類の違いを表しているのが「珈琲のバランス表」。味覚は個人の感覚で表現するのが難しい。だから、「パッと」みて違いがわかるように、この表を作ったそうです。お客さんからの評判もよく、表をみながら自分の好みの味を探すのに使われています。

マイブレンドが作れる体験ー焙煎体験ー

シエスタでは、予約をすると珈琲豆の焙煎体験をすることができます。焙煎体験プログラムは、焙煎を担当している「お兄ちゃん」のお父さんが、自分の経験を誰でもわかりやすいようにプログラム化してくれています。私も実際に体験してきました。豆のブレンドと焙煎温度を自分で決め、商品を焙煎する時に使用されている焙煎機で焙煎させてもらえます。マイブレンドが出来上がった時の満足感、ワクワクはぜひ体験して味わってもらいたいです。

▼焙煎の様子は、こちらの動画からご覧いただけます。

家族の「好き」が詰まったお店

珈琲はもともと「お兄ちゃん」のご両親が好きだったもの。毎朝家で珈琲を淹れている姿を見ていたそうです。「お兄ちゃん」は、珈琲は「好きってほどでも」なかったが、お店を手伝うようになり、珈琲について調べ、知るうちに好きになっていきました。今では「毎日1杯は飲まないと」と思う生活に。

シエスタの名物の一つ、豊富な焼き菓子。こちらは「お兄ちゃん」の弟のお嫁さんの趣味から始まった商品。シエスタが開業した当初は、珈琲のみを提供していました。しかし、「珈琲のお供もあるといいよね」「そういえば、弟のお嫁さんの焼き菓子美味しいよね」となり、お嫁さん手作りクッキーも提供することになったそうです。現在、「まるでアイスクリームほんとはクッキー」をはじめ、クッキーの詰め合わせなど、焼き菓子も豊富に揃っています。

そして店内をよく見ると、管で作られた装飾品や商品台があちこちに見られます。これらは全て「お兄ちゃん」のお父さんの手作り。管を加工したものづくりがお好きなようです。

2023年7月に、YouTubeチャンネルを開設。焙煎風景や珈琲の魅力、店内の雰囲気がよくわかる動画がアップされています。インスタグラムもあるので併せて、ぜひご覧になってください。



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