壺焼き芋のパイオニアが焼く「昭和の焼き芋」ー 大分県豊後高田市のまち自慢
大分県豊後高田市で公設塾「うみね」のスタッフをしている吉見です。
今回は豊後高田市の昭和の町商店街にある「壺焼き芋専門店ふくいも」さんに伺いました!
店内に入ると壺焼き芋だけでなく、おいもスティックやスイートポテトなどが並べられていました!夏季の間は壺焼き芋は冷やし焼き芋として売られています。
店主の中杉さんにお話を伺いました!
ー中杉さんは大阪から移住されたんですよね?
7年前に大阪から豊後高田市に移住して来ました。
元々は大阪でサラリーマンをしていましたが、定年を迎えて移住先を探していたんです。
そこで豊後高田市を見つけたんです。それで昭和の町なら「昭和の焼き芋」をやりたいなと思いました。
ーどうして焼き芋屋さんを始められたんですか?
テレビで新潟のおばあちゃんが昔ながらの方法で焼き芋を焼いているというところを見て、サラリーマン時代から面白いなと言うことが頭に残っていた。定年後その方法で焼き芋をやってみたいと思い立ったんです。
ー焼き芋といえば石焼き芋というイメージがありますがどうして壺焼き芋だったんですか?
確かにそうですね。今では石焼き芋ばっかりになっていますね。ですが壺焼き芋はやきいもの原点だと言われています。江戸時代に中国から伝わってきて江戸時代から昭和初期まではこの壺焼き芋が主流だったんです。それが段々と変わっていって石焼き芋がメジャーになったんです。私が壺焼き芋を始める前はほとんどお店はなかったんですが、最近はすごく流行っていますよね。
ーでは中杉さんが壺焼き芋のパイオニアですね(笑)
そうですね(笑)もうちょっと有名になってもいいと思います(笑)
ー石焼き芋と比べて壺焼き芋は大変ですよね?
壺の中に炭を入れて焼いていくんですけど、1時間半かけてじっくり焼いていく。というよりもゆっくり時間をかけて炭の遠赤外線で蒸し焼きにしていくような感じです。なので均等に火が入って焦げずに焼けます。
ー確かにスーパーの石焼き芋は端っこのほうが焦げてたり、表裏で火の通り方が違ったりしますね。
そうですね。それに比べて壺焼き芋はふっくらと焼き上がるのが特徴です。
ー何度かふくいもさんの焼き芋を頂いたことがありますが、確かにふっくらでねっとりとした食感で非常に美味しかったです。
使っている品種が紅はるかというホクホクというよりはしっとりとした品種なので壺で焼く方法と非常に相性が良いと思います。
ー紅はるかも大分県内のものを使われているんですよね?
芋にもシーズンがあるので取れる市は違うのですが、豊後大野市などの大分県内のものを使うようにしています。夏以外は豊後高田市産を多く使っています。
ー大分県内産の物を使うこだわりはあったりするのですか?
やっぱり地産地消で、近くで採れた鮮度の良い県内産のものを使いたいなと思っています。
インタビュー中には中杉さんの壺焼き芋に対する深いこだわりや情熱が感じられました。
昭和の町に来た際にはパイオニア中杉さんの焼き芋をぜひ食べてみてください!!
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壺焼き芋専門店ふくいも
〒879‐0628
大分県豊後高田市949‐1