ささやかだけれど、役にたつこと

January 5, 2019

たまには旅先での一日の始まりのように、外で朝食をとるのはどうだろう。

ということで、今朝はカフェで朝食を。パンとコーヒーを。昨年末、散歩の途中でみつけたカフェだ。

そのときのわたしはかなり途方に暮れていて、これから先、おいしいパンや素晴らしい職人の仕事に出合い、「書きたい」と心から思ったときに、どこで記事を書いていこう？というような、とりとめもないことを夫に話しながら歩いていた。そのとき通りかかったカフェだった。犬が一緒だったので、テイクアウトすると、たまたま中から出てきた職人さんと話をする機会があって、それはひとつのうれしい出会いとなった。それによってやはり、わたしは取材をしなければと思ったのだけれど、どこで書くか、決めかねていた。でも後でそのパンをひとくち食べたら、もうどこでもいいからこのパンの話を書かなければと思ったのだった。

こんどのイベントで、暮らすように旅することを話そうと思っている。逆に、旅するように暮らすのもいいなと思っている。日常と非日常の境目に、その段差に、ときめきがあって、そのときめきはわたしを前へ前へと進ませる。

そして、今年最初の取材はたぶん、ここからスタートします。