パパ78日目 育児休業中の運動量の確保

パパ78日目。育児休業中の運動量の確保について。

育児休業中のパパにとって運動量の確保は死活問題である。案外知られていないことかもしれないが、この問題は古代ギリシアの時代より数千年来指摘され続けてきたことである…ということはもちろんないとは思うけれど(いやもしかしたらそうかもしれないけれども)、とにかく私にとって運動量の確保は死活問題なのである。それも私だけに関わる問題ではない。私が運動量を確保できているかいないかは、結局のところ妻と子の健康にも関わってくるのである。風が吹けば桶屋が儲かる。育休パパが運動すれば赤ちゃんが健康になる。パパが心身の健康を維持して育児家事のパフォーマンスを上げることは、妻と子へのプレゼントなのである。知らんけど。

必要な運動量は個人によって異なる。このことばかりは、古代ギリシアの時代より指摘され続けてきた可能性がある。プラトンさんの『饗宴』をはじめとした著作においても食事のシーンや食事にまつわる話題は登場するし、同『国家』冒頭をはじめ、運動に関する描写もある。現代社会の健康志向なターザン読者的市民においては常識的な知識なのではないだろうか。もしかするとターザンの連載は古代ギリシアから続いているのかもしれない(それはない)。

私が必要とする運動量は、多い。理由は、私の基礎代謝が高いこと、加えて私の食事量が多い事、以上2点である。基礎代謝が高いのは昔から。食事量が多いのは二十歳を過ぎたあたりから。そして食事量が多いということは摂取カロリーが多く、その分消費しなければ何が起こるかといえば、メタボリック過多による肥満である。あるいはお肌や心の不調である。マクロバランスダイエット、という言葉を聞いた頃のある方も少なくないことでしょう。私は、テストステロンさんのTwitterにハマっていた頃、オーディブルでこの書籍を読み(聞き)ました。つまり私は、人より多く食べた分に見合う量の運動をしなければならないと宿命づけられているのである。食べなきゃいいのでは、という疑問は一旦棚上げしておく。

育児休業に入る前は、普段の職場での業務と通勤の自転車で最低限の運動量は確保できていました。通勤の運動は万人に共通かと思われますが、職業的に特殊なものとしては、授業開始前に教室へ走る、授業後に職員室へ走る、清掃時間に清掃場所へ走る、といったランの場面に事欠かないばかりか、授業中に立ち続ける、授業中に大きめの声で喋り続ける、授業中に机間巡視で歩き続ける、授業中にホワイトボードマーカーを持ち上げ続ける、というまさに有酸素運動!な授業があり、加えてコピー用紙の箱を持って階段を上がる、教科書や電子端末を抱えて階段を上がる、試験資材の詰まった段ボール箱を持って階段を上がる、といったウエイトトレーニングの機会にも恵まれています(※一部、誇張表現が含まれます)。そうした運動の機会が失われた今、私はただの食べ続ける運動不足人間でしかありません。

育児休業に入って、以前は行っていなかった運動をするようになった側面もあるのでは?そう思われたあなたは鋭いです。「今のセリフ、ボケなんか知らんけど、関西でそんなこと言ったらホンマみんな白い目で見てくるくらいおもろないで」と新米育休パパの胸に突き刺さってくる妻の一言くらい鋭いです。確かに赤ちゃんを抱っこするのは、人によっては腰痛などを発症させるほど物理的負荷の多い運動です。反復回数や負荷姿勢の継続時間もそれなりにあります。かくいう私もかつて手首の腱鞘炎を整形外科医に指摘されたことがありました(新米パパであることが医学的に証明されたような気がして謎に少し嬉しくなりました)。しかしやはりトータル、マクロで考えれば1日のカロリー消費量は圧倒的に以前より少ない。マクロバランスは完全に崩壊し、摂取カロリー過多による悪影響が累積していくことは免れない。

そこで育休中の生活リズムに取り入れることを決意したのが、日々のジョギングとホームワークアウト。前者はナイキランクラブ、後者はナイキトレーニングクラブを使用。ベタですね。今日はといえば、元々ジョギングに行くつもりでしたが、急遽家にステイすることになり、代わりに時間長め(45分程度)の下半身トレーニングに切り替えました。いい汗をかくと、気持ちがよい。汗をかいた勢いでそのまま我が子との入浴に移行する流れはまさに理想。いい運動をすると、以来その日は気分が晴れやか。あとはこのルーティンを、少しでも確実に実行することです。家族の生活との兼ね合いや身体への負担に注意を払いながら。

育児中は、思うようにまとまった休息を取れないことがあります。外出も、以前のようにはできない可能性が高まる。そんな時は、やはり家族の理解を得ながら、細切れでも良いので運動できる工夫をし、環境を整えてゆくことが肝心です。育休に入る前からマクロバランスを考える習慣をつけておくことも、健康維持に寄与することでしょう。テストステロンさんも言っていました。「筋肉は裏切らない」と。

エクササイズ、やるのかい!やらないのかい!どっちなんだい!やーーーる!ヤー!!


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