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子供が「初めて〇〇できた!」ことを記録に残したい。歯列矯正時の話_日記#14

はじめに

子供が「初めて〇〇できた!」は小さい頃には色々ありますよね。

初めて歩いた、初めて自転車に乗れた、初めて学校で九九を合格した、初めて逆上がりができた、などなど。

子供にとっても、親にとっても、とても嬉しい瞬間です。

子供が成長するに連れて、できることが増えていき、逆に(親と共有する)「初めて〇〇できた!」は減っていくような気がします。

子供が大きくなっても、色々とチャレンジしていく中で「できた!」はあるとは思いますが、もう親とその体験を共有することは減ってくるかなと。いつの間にか、できるようになっていることもあったりして。

親が「その瞬間」に立ち会えることは、段々と貴重になっていきます。けれど、その時の感動は、日記などの記録に残さないと、意外と忘れてしまいます。

我が家でも、歩いた日や、一輪車、自転車に乗れ始めた日はビデオにありますが、細かい「できた!」は、忘れていることも多い気がします。

さて先日、息子が中学3年生にして、初めてできたことがありました。

それは、
錠剤(薬)を飲み込むこと!

世間一般的には、「えっ、中3で?!」とか、「そんなことかぁ~」の反応になると思います(笑

当の本人としては、その時を前にすると深刻な悩みの1つでありました。

過去、粉薬だと量が多くなるので、錠剤で処方されたことがあって、その時はチャレンジするも飲み込めず、大変でした。
医師に確認して、ある程度砕いて食べ物に混ぜて飲み込みました(というか、食べてました)

その後も、腹痛時に正露丸糖衣Aなど、飲みやすい錠剤に挑戦するも、できるようにはならず、もうこの年に。。。

しかし最近、あることをきっかけに、できるようになりました。

冒頭の通り「実は、この歳でこれは貴重な出来事では!忘れないようにしよう!」と思いまして、noteでその記録を綴ることにします。

矯正歯科にて

今回、飲めるようになったきっかけは、「歯列矯正」で飲んだ痛み止めの錠剤でした。

息子は矯正歯科に通っており、最近、いよいよ治療を開始することになりました。

息子の場合、左右の歯、上下2本ずつ、合計4本の抜歯をすることになりました。1日目に右の上下2本の抜歯、1週間後の2日目に左の上下2本の抜歯、をします。

抜歯までには、色々と準備の通院はありましたが、いよいよ右の上下2本を抜歯する日がきました。

抜歯は無事に終わり、痛み止め2錠を飲むように言われたようです。

歯科医師さんには色々聞いた上で当日を迎えていますが、抜歯後すぐに錠剤の痛み止めを飲むことまでは聞いておらず、当然息子も知らず、突然の試練が訪れました。

恥ずかしさが勝ったようで、「錠剤は飲めない」とは言わなかったようでした。

痛み止め2錠を飲むのに、コップ5杯の水でなんとか飲み込んだ、と後から聞きました。

僕「よく飲めたね!すごい!」
息子「火事場の馬鹿力が出た!多分、もうできない。」

キン肉マン 13巻より
キン肉マンばかり見ていたあの頃、
僕は火事場は「クソ力」が正しいと思っていた。。。

馬鹿力は、もっと大事な時に出してね(笑

歯科医師さんから
「錠剤を飲み込みにくい人っているからね~(笑」
とフォローがあった模様。

バレてるよ。5杯も使って飲めば、そう思うわな~(笑


1週間後には、左の歯の上下2本の抜歯があります。

息子に、何が大変だったか、次に向けて嫌なこと(頑張り所)は何かを聞いてみると、
・麻酔注射(部分麻酔)が痛いんだよな
・錠剤が飲めないからな
以上の2点でした。

ランキング2位ですか、ツッコミどころ満載なんですが(笑

1日目が無事に終わった安堵感もあって、家族でちょっと笑ってしまいました。

錠剤飲むのが、麻酔注射と同じレベル?(笑

そんで、麻酔で痛みがないとはいえ、抜歯の瞬間は嫌じゃなかったの?錠剤を飲むよりはましだったの?

錠剤は練習しよ。嫌なことがなんと半分に減るよ。

当日、歯科医師さんに「ガリガリと噛み砕いて食べても良いですか?」って聞いてみれば?(笑

色々とツッコミ入れておきました(笑

1週間後、左の上下2本を抜歯する日がきました。正露丸使って飲み込む練習は、息子に拒否され、ぶっつけ本番でした。

今回も抜歯は無事に終わり、痛み止め2錠飲むのに、コップ4杯の水で飲み込めたようでした。

お、またできた!克服できたのかな!

息子は、いつもより目を輝かせて、自慢気に話してくれました。
それはもう、夫婦で、目一杯褒めましたよ!


因みに、治療中、隣から、子供が痛さに泣いている声が聞こえた模様です。

冗談で色々ツッコミ入れたりしてましたが、抜歯4本ですから、息子は本当に頑張ったと思います。

今回の記事では矯正に焦点をあてませんでしたが、特に1日目の抜歯2本の前は、「息子は耐えられるのか。。。」と、親としては身を削られる思いでした。家族にとっては、一大イベントでした。

家でも「できた!」

翌日は、歯が動き始めた影響か、ご飯を噛むのに歯が痛いようでした。大好物の肉でも、硬いものは、あまり食べられませんでした。

処方されていた痛み止めの錠剤2錠を、家でも飲んでみよう!となりました。

そして、「コップ1杯で1錠」ずつを飲めました!

妻は嬉しくて小踊りしてました(笑

息子も満面の笑みと、同時に達成感のある顔。「できるようになったわ」とポロッと言っていて、すごく嬉しそうでした。

歯医者さんで飲めたのは、
・抜歯の強烈な緊張感から解放された直後
・他人がいて羞恥心からクソ力を出せた
という特殊な状況でした。

今回は、家でリラックスした環境で飲めた訳ですから、これで「完全に克服した」と言って良いと思いました。
息子も、この時に「できた!」を実感できたのかな。

おわりに

繰り返しになりますが、子供が成長するに連れて、親と共有できる「初めて〇〇できた!」は減っていく気がしますので、今回、親として「その瞬間」に立ち会えたことの喜びは大きかったです。

できたことは、小さなことですけど(笑

「子供が今できないこと」というのは、「この先できるようになる(可能性がある)こと」でもあります。

できないことが多ければ多いほど、「親としてはまだまだ楽しみが多いってことだ!」とプラスに考えられるかもなぁ、なんて思いました。

できないことがあると、どうしても嘆いてしまったり、残念に思ってしまったり。

でも、親としては、子供ができるようになる環境作りは頑張って、「できた!」の瞬間を楽しみに待って、それを見逃さずに見守り、一緒に喜べれば良いですよね!

子供が何かを「できた!」時の嬉しそうな顔は、何回見ても幸せになります。

もう何年も前の、一輪車に乗れ始めた時、自転車に乗れ始めた時の、息子の嬉しくて楽しくて自慢気な笑顔を久々に思い出しました。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。


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