ONE PIECEの好きなシーンから考える_読書#5
1997年、ジャンプで掲載開始された時から、
ずっと大好きな漫画です。
最初の学生時代はジャンプで、
社会人になってからは単行本で、
息子が産まれてからはアニメで、映画で、
楽しんでます。
◇
さて、色々と好きなシーンがあるのですが、
最初に1つ挙げるとすれば、僕はこのシーンです。
※以降、ONE PIECE 6巻の画像をいくつか掲載しています。
だいぶ序盤なんですけどね😅
ロロノア・ゾロが、
鷹の眼のミホークの圧倒的な強さを前に、
足元にも及ばず完敗し、
泣きながら誓うシーンです。
ONE PIECEのキャラの中で、
ゾロが好きなんですよね。
シンプルにかっこよくて。
このシーンは、
学生時代の頃から
今読んでも変わらず、
何遍読んでも、
気持ちが熱くなるんです。
理由をちょっと考えてみました。
①常に前を向く強さ
戦っている途中、力の差があり過ぎて、
頭の中ではもう勝てないと
分かるような状況になります。
それまでの血の滲むような鍛錬の日々が
全て無に思えるほどの遠い存在がいることを知る、
絶望を感じた瞬間だと(勝手に)想像します。
それでも、最後まで勝つことを諦めない
心の強さ。ゾロの魅力です。
②信念の強さ
ミホーク曰く、
ゾロは「敗北」よりも「死」をとる
強き心力の持主。
信念・誓い・約束を無くすことはなく、
死を覚悟した時でさえも、
折れずに気持ちを強く持ち続けます。
気持ちだけは「敗北しない」強さ。
ゾロの魅力パート2です。
最後も「背中の傷は剣士の恥だ」と言って
正面から切られる訳です。
③情の暑さ
自分が負けてすぐ後、瀕死の状況でも、
考えているのはルフィとの約束のこと。
(世界一の剣豪になると約束したこと)
すぐに、もう二度と負けないことを、
涙ながらに誓います。
(最初に掲載した👆のシーン)
これだけ信念の強い者が、
友人との約束を守れなかったこと、
に対して「涙」を見せるギャップも
良いんですよね。
ゾロを認めて黒刀を抜き
最後は生かす判断をしたミホーク、
1対1の勝負を最後まで見守ったルフィ、
彼らの良さもあって、
素晴らしいシーンになっています。
◇
今、見返して読むと、
学生時代の気持ちを思い出します。
当時、この回を読んだ瞬間は、
かっこいい、強い信念を持って生きたい、
友情を大切にしたい、
などと思った自分がいました。
くやし涙についても、
学生時代、頑張って取り組んでいた部活。
大会で負けた時、何度か涙を流しました。
◇
漫画の中の話し、その中のキャラクター、
と言ってしまえばそれまでなのですが、
現実の範囲で考えてみると、
自分への戒めになることが
あるように思いました。
仕事やプライベートで大変な時でも、
前を向いて生きていくこと。
「前を向く」というのはその時の価値感や
その時の状況で色々。
必ずしも乗り越えることだけではなく、
自分の中で悩んで整理すること、
他人任せにせず自分で決めること、
が前を向くことだと思います。
その整理することを面倒くさがって、
日々なんとなく生きていないか。
強い信念を持って生きていくこと。
これまで、
目の前のことを精一杯やってきたけれど、
強い信念と呼べるものはあったか。
忙しいことを言い訳に
自分を見つめることをサボらなかったか。
このタイミングで、今一度、
自分に問いかけてみないと。
大切な人たちを、大事にしていくこと。
受けてきた愛情を、しっかり感じてきたか。
自分の行動の優先順位は、
大切な人たちに向いているか。
間違っている時はないか。
いつも忘れないようにしよう。
今回、好きなシーンはなぜ好きなのか?
を考えてみると、
学生時代に思った大切なこと、
自戒も込めたこれからも大切にしたいこと、
が思い浮かびました。
だからこそ、
今読んでも気持ちが
熱くなるのかもしれません。
普段、漫画やアニメを見ている時は、
な~んにも深く考えてないのですけどね。
記事にしようと考え始めたら、
こんな真面目な感じになりました😂
最後までお付き合い、
ありがとうございました。
漫画の記事ですが、
しれっと読書カテゴリにしてみます。
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