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「脱力」を知ったのはこの時だった

妊娠をすると身体と心にたくさんの変化が起きる。
新しい命が身体の中で作られるんだから、こんな神秘に変化が起こらない訳がない。

私のおなかの中では普通よりも少し大きめの赤ちゃんがすくすく育っていた。私の身体は157センチの普通体型。たくさん食べてお腹がぽっこりでる体型をしていたので、赤ちゃんがおなかに来てからは見た目はどんどん大きくなっていった。

妊娠中は各地方への結婚式の仕事やライブが重なっていて移動も多かった。移動が大変だったと言う記憶は特にない。大きいお腹で出産ギリギリまで歌っていたので、逆にみんなに心配されるほどだった。

そんな妊娠中のステージをこなす中で一番に変化を感じていたのは「呼吸」「肺の動き」だ。

この時の私の身体の中身はどうなっていたかというと☟

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お腹の中で赤ちゃんが大きく成長して、内臓と肺をギューーッと押し上げ詰め込んだ感じ。こうしてギューーっと追いやられた内臓と肺は通常の動きを制限される。変化を感じて当然だっただろう。

私は妊娠前から、この「呼吸」「肺の動き」には注目していた。しかし当時は身体の中身を見れない分、イメージして想像を膨らませるくらいの、そんなほわ〜んとしたものでしかなかった。

そんなほわ〜んとしたイメージを持ちながらステージに立ち、お腹が大きい状態で肺の動きが制限された中で歌っていたのだが、歌うにつれて気付いていたことがあった。

”肺に息が入らない・・・息が続かない・・・”
”下半身踏ん張れない・・・踏ん張ったら産まれそうだ・・・”

声を出すために、ありとあらゆる筋肉を使ったり、とにかく何かをしようとしていた私。それが妊娠して内臓たちの動きが制限され、呼吸も浅くなったことで、これは力では解決できないと悟った。
そして早々と他のところに労力を使うべきだ。と自然と頭を切り替えることができていた。

ここで ”響き” だ。

”響き”についての以前の記事

妊娠したことで、全身無駄に力を入れれない状態になっていた私はそれに素直に便乗した。そして妊娠しても影響のなかった”響き”をフルに活かしたわけだ。

そしてついに、歌うたびに、今の私のテーマでもある、「脱力」を体感し、実際に歌でも表現していけるようになり、自分も、そして聴いている人たちにもそれを感じてもらえるようになったのだ。

それからは難しいことはなかった。この”響き”さえあればただただ力を抜いていくだけだったから、歌うたびにそれを感じ、幸せを味わっていくだけだった。
それと一緒に、心にも余裕ができて歌うことを心から楽しんでいた。

その後私は、歌うことの勉強を更に続けながら、身体の内部に興味を持ち始め、解剖学的な部分を知ることが大切なんだと改めて理解した。

ボイストレーニング系の教本を調べ上げ買い漁り、勉強に明け暮れ、そこで「ボディマッピング」と言う言葉に出会ったんだが、これがまたすばらしい学びだった。

この言葉を知ってから私は、
”正しく自分の身体を知ることは基本中の基本”
だと思い知らされたのだ。

今日はここまで♫



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