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感染症でファスティング状態でも大丈夫です

川島四郎さんは ファスティングでマラリアを克服いた

ファスティングを経験した人の9割は、”思ったよりつらくなかった”といいます。

そして、人間は、食べなくても大丈夫なことに気が付きます。


栄養学者の川島四郎さんは、もうすでに亡くなられていて、ご存じの方は少ないと思いますが、この方は、明治生まれで、戦時中は、軍の栄養管理などをしていた人です。

戦後、アメリカ軍が日本を占領した時に、ビックリしたことが2つあったそうです。一つは、高性能の機関銃。

もう一つは、川島さんが開発した栄養食だったそうです。

川島さんが開発した栄養食とは、現在では、一般的になったビタミン剤のことで、アメリカがサプリメント大国になったのは、アメリカ軍が、川島さんの研究をアメリカに持ち帰ったことが、大きく影響しています。

戦後、川島さんは、大学教授となり、自身の栄養学の研究もしていて、80才前後に(ごめんなさい、詳しくわかりません。)アフリカに研究旅行に出かけています。

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研究の目的は、人類発祥の地と言われているアフリカの食生活などを調べるためです。

この時、川島さんは、マラリアに感染しています。川島さんは、栄養学のスペシャリストですが、この時の行動がおもしろい!

マラリアに感染した川島さんは、3週間、何も食べなかったそうです。食べないことが、免疫を上げることを知っていたのですね。

この話は、川島四郎さんと、漫画家のサトウサンペイさんとの共著食べものさんありがとうに書いてあります。

川島四郎さんは、その後、91才の時に、アフリカに研究旅行に行き、またマラリアに感染し、マラリアは治ったのですが、その後、体調を崩し亡くなっています。

91才でアフリカにって、すごくないですか。普通、健康や栄養指導している人って、結構、短命だったりしますが、この人は、本物だなって思います。

川島さんの食生活も面白いので、少し紹介しておきます。ファスティング後の食生活の参考にもなるかな?

川島さんは、朝昼の食事はしません。

まったく食べないわけではなく、朝に砂糖入りのコーヒーを飲み、その後は、アーモンドなどのナッツ類や煮干し、昆布などをお腹がすいたら、すこしつまみます。あと、カルシウム(卵の殻をすりつぶして飲む)。

夕食は、麦ごはん、イワシの缶詰、小松菜400gです。小松菜はさっと湯がいて、醤油とマヨネーズを少しつけて食べます。小松菜400gは、2束なので、結構な量ですね。

私もこの食生活をしばらく真似しましたが、体調はすこぶるよかったです。一番びっくりしたのが、荒波の中の船釣りでも、まったく船酔いしなくなったことです。


食べないと免疫の負担が減る

免疫細胞の70%は腸にいます。食べたものが体に入る時に、細菌などの有害なの敵が、体に入らないように、待ち構えているわけです。

では、食べなければどうでしょう。

免疫細胞は、腸にいる必要がなくなるので、腸以外を守ることができます。

風邪などの感染症になったとき、体調が悪くて、食べ物を受け付けないときでも、なんとなく、食べないと体に悪いと思ってしまいますが、実際は、違います。食べないほうが、免疫細胞の負担が減ります。

動物が病気になると、何も食べずにじっとしているのも、本能で食べないことが、有効なことだと知っているからです。


もし、なにかの感染症になったとき、体調がわるく、何も食べることができなくても、そのことで心配することは、ありません。

人間は、食べなくても大丈夫、といっても、なかなか納得できるものでは、ありませんが、一度でもファスティングを経験していれば、食べなくても大丈夫という感覚は、わかっていただけると思います。

もちろん、今この時に、ファスティングをしましょうとは、言いませんが、暴飲暴食が、感染リスクを上げることは、間違いないことだと思います。




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