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ひとりだけ違う鞄

ふとした時に中学生のときの事が頭に浮かんできました。

私には三つ上の姉がいます。

私が中1のときに姉が高1なので学校が重なりません。。

それをいいことに母が、

「お姉ちゃんが使った中学校の鞄
壊れてないんだから、あんた それ使いなさい」

と言われました。

こころの中で

「えっ!! うわ〜〜何でよ〜
一人だけ違うのやだ〜〜〜・・・😫」
とおもいました。

こころの中で思っただけで

母には特に何も言わず・・
(母の言っていることは間違ってないしな・・
と思ったので・・😞)

そうこうして

中学に入学し

案の定、みんなは

新品でピカピカに光った鞄 🥺


一方、わたしは

汚れもついたクタクタの鞄・・・

これで3年間過ごさないといけないのか〜〜
でも、3年生になった頃はみんなもクタクタに
なってくるよね〜〜早く3年が来ないかな〜〜

などなど、悶々と頭の中がめぐっていました🫨

そして、次第に別の悩みがふっ とよぎります。。

「絶対、ひとりは、バカにしたり、いじめたり
する人いるよね〜〜どうしよう・・」

と、ものすごく不安になってきました。


でも、

時が流れて、1年も終わり2年生になっても
誰ひとり鞄のことを言ってきたりとか
不快な言動をされることがありませんでした。

「自分が思っているほど人は気にしていないのかな」

そして、

2年生の最後の方で、親の仕事の関係で
転校することになりました。

転校先にも決まった鞄があり
今度は

私が新品でピカピカの鞄
みんなは使い古したぺったんこのクタクタの鞄・・・

もう わたしは一生 周りと違う人生を送る
運命なのか🥺」

っと ま〜 かなり大袈裟に悩んでいました 🤣
そして、そのぺったんこの鞄がかっこよかった〜


結局、

中学の3年間、みんなと違う鞄を使うことに
なったわけです、、

その当時は、恥ずかしいやら、何やらで
堂々と歩いていなかったように思います。


でも

大人になった現在は

親のぶれない価値観があってこその
自分にとって、とても重くて大きい
重要な経験でした。

親にはとても感謝しています。

とは言いつつも

もし
当時、誰かが、からかったり、いじめたり、
そういうことがあっても
同じように思えたかどうかは少し疑問が残ります。
だから、すごくいいことだとは一概には
言えないかもしれません。

でも

子供に対して、大人が
正しいと思ったことを貫く姿を見せることは

子供も本人なりにさまざまなことを考えるだろうし

その「考える」ことがいかに大事なのか
強く刻むことが
人として大切かな と思います。


よくよく考えてみると
私は今まで

今、この状況だと、どう行動した方が
誰にとっても必要で幸せなことか考え
それがたとえ、周りと違う行動でも
あまり気にせずやっているな〜と思いました。

人との関わりの中で、ちょっとしたことでも
気にして、しばらく悩むような性格なのに
自分でも意外です。

もしかしたら、中学の時のこの経験が
活かされているのかもしれません🙂








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