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【転職活動】オファー面談の活用方法と注意点

転職サービスに登録し、書類選考、面接をくぐり抜け、ついに内定!
そこで登場する「オファー面談」。
最近は、応募者側からオファー面談をしたいとご相談いただくことも増えました。

転職活動をした皆さんは、オファー面談をしましたか?
転職活動中の皆さんは、オファー面談をしたいですか?

意外かもしれませんが、私は4回の転職で、1回ぐらいしかオファー面談を経験していません。
おそらく、人材紹介業での転職が多かったので、お互い「わかってるよね〜」感があったのだと思います。

とはいえ、そうした共通理解がない状態であれば、私はオファー面談はした方が良いと思っています。
そこで、今回はオファー面談のメリットと注意点を解説します。


オファー面談とは?

オファー面談には「条件面談」、「入社前面談」など色々な言い方があり、厳密にはタイミングや目的も異なります。
今回は、呼び方に関わらず、内定後、入社承諾前の段階で行われる面談をまとめて「オファー面談」とし、解説します。

オファー面談の目的=最終のすり合わせ・確認の場

オファー面談の目的は主に3つです。
いずれも、最終のすり合わせと確認、という意味合いが強く、どれがメインの目的になるかは、企業や状況によって異なります

1)条件のすり合わせ
2)不安の解消と魅力づけ
3)意思確認

1)条件のすり合わせ
内定通知書の条件面に関する補足説明や、応募者からの質問に企業が答える時間です。
条件の「すり合わせ」とはいえ、特に大企業の場合は、内定通知書を発行のために稟議を通して決裁をとっているので、その後で年収等の条件を変えることはできない場合も多いです。

ただ、企業によっては「この条件で内定出そうと思うけど来てくれる?」と言った打診レベルで、すり合わせの余地がある場合もあります。
年収アップを希望の場合は、使っているエージェントに相談したり、直接応募された場合は人事担当者の空気を読んで、ご検討ください。

2)不安の解消と魅力づけ
応募者が前向きに入社を決められるよう、企業が応募者の疑問や懸念に答える時間です。
応募者は、働き方や転勤の実態など、面接では少し聞きにくかった条件面や、内定通知書を踏まえた自身やご家族の懸念点を、確認します。
特に企業の採用意欲が高く、応募者が入社を迷っている場合、企業は応募者の不安解消と自社の魅力づけに注力します。

3)意思確認
率直に、応募者に入社の意思があるかどうか、です。
企業としては、条件を通知し、オファー面談で補足と質問への回答をすれば、応募者は入社するか否かを決められると考えています。
そのため、その場でもしくは翌日までに最終回答を求められることも珍しくありません。

余談ですが、私も唯一経験したオファー面談の際は、対面でした。
事前に、その場で入社を決められるなら印鑑を持参するよう指示があり、当日は入社承諾書に押印して帰りました。

オファー面談のメリット・デメリット

オファー面談には多くのメリットがあります。
最大のメリットは、すでに内定が出ていることから、面接では聞きにくかった質問をしやすくなることです。

例えば、すでに内定通知書で明らかになっているため、条件や福利厚生の詳細はこのタイミングが一番聞きやすいです。
また、もし配属先の方にも会えるのであれば、少し深く突っ込んだ現場の話やキャリアパスの話も聞ける可能性があります。

さらに、面接で聞きそびれた質問や、最終面接後に調べたり、家族や周囲と話して新たに出てきた疑問を確認することができます。

デメリットに関しては、現職とのスケジュール調整を再度しないといけないことぐらいでしょうか。
ただ、まだ入社が確定する前の段階なので、注意点はいくつかあります。

オファー面談の注意点:事前準備はしっかりと。最後まで好印象を残せるように。

オファー面談で陥りがちなミス。
それは、内定が出たことに安心して、ルーズさや素が出過ぎてしまうことです。

内定を頂いたとしても、まだ入社は確定していません
前章で、面接よりも突っ込んだ質問をしやすいと記載しましたが、やりすぎると失礼になります。
気を抜かず、節度をわきまえ、社会人として一線引くことは重要です。

もう1つの注意点として、事前準備はしっかり行いましょう。
オファー面談は、意思決定前、最後の企業との接点です。
時間は30分〜60分程度と限られています。

この時間を意味あるものにするため、意思決定に関わる質問を整理し、テンポよく確認できるように気をつけましょう。
質問の優先順位づけについては、逆質問の解説記事も参考にしてください。

オファー面談の時は、まだ入社が確定していません。
身だしなみの乱れや、態度の大きさは、面談担当者にネガティブな印象を与えます。
また、オファー面談後に多くの追加質問をしてしまうと、段取りの悪さを感じさせ、企業側に実務能力の面で不安を感じさせてしまいます。

せっかく頂いたご縁です。
人事や配属先の方々の印象が悪い状態で入社、なんてことにならないよう、その後の入社手続きも含めて、緊張感を持って対応しましょう。

まとめ:オファー面談を有効活用しよう!

今回は、入社の意思決定をする前、最後の企業との接点になるオファー面談について解説しました。

皆さんにとって、入社/辞退を決めるための、最後の情報集めの機会です。
必要に応じて、ご家族にも相談しながらしっかり準備し、緊張感を持って臨みましょう。
そして、自信を持って意思決定ができるよう、有意義な時間にしていきましょう。

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