休校の間に課された宿題〜高校生 文系科目編【ドイツ】

こんにちは。ドイツ在住の高校生ふぁそらてです。

休校になってから4週目です。

そしてこの期間でドイツの様子は一変しました。
始めは休校になることすら思っていなかったのですが、不要不急の外出は禁止され、公共の場で二人以上(家族を除く)の接触は禁止になるまでに至りました。

せっかく時間があるのでブログを頻繁に更新しようと思っていましたが、現地校の宿題に時間を取られました。

それなので、今回はどんな宿題が出されたのかを紹介します。ドイツの学校ではこんなことをします、ということを大まかに知っていただければ嬉しいです。

〜宿題〜文系科目

語学の授業では小説を1冊長期にわたって取り扱うことが多いです。例えば、

ドイツ語の宿題は

・課題図書「香水 ある人殺しの物語」について、主人公の母親の性格について小論文を書こと。

この形式の問題はよくあるもので、小説や短編小説の登場人物の性格をできるだけ詳しく説明する作文です。

小説「香水 ある人殺しの物語」は超人的な嗅覚の持ち主である主人公が調香師になり、最高の香水を追求する物語です。世界で最も魅力的な香水は幼女から抽出したものだと発見し、最高の香りを持っている少女を手に入れるべく、人殺しをします。中には残酷で生々しい描写もありました。

英語の宿題は

・課題図書「the hate u give あなたがくれた憎しみ」を読みながら、各章を要約し、主な登場人物の風貌、性格を表に書くこと。

・この小説で扱われている6つの主要テーマについて小説内の表現を書きだすこと。自分でさらに2つのテーマを加えること。

簡単で答えのはっきりしている問題は少なく、小説を正しく理解して、細かい描写に注目して自分なに理解釈する力が必要です。
答えもすべて英語で書きます。

歴史

第二次世界大戦の少し前の時代について

・指定された範囲の教科書を読み、質問について小論文を書くこと。

ここでの質問はいつどこでだれが、と言うよりは、だれが何をどのようになぜやったのか、が問われます。前の時代と比べて何が変わったのか、なぜそのような行動に出たのか、が重要です。

政治・経済

今まさに問題となっているコロナについての新聞記事の切り取りを読み、いくつかの質問に自分の意見を述べることです。民主主義国家にはどのような対策が限界なのか、私たちは過度な労働(医療に携わる方々)や自由を奪われなければウイルスに打ち勝てないのか、という質問です。

ラテン語

・ひたすら単語を覚える
・教科書の文章をドイツ語に訳す(約半ページ)
・すべての単語の活用形を答える

ラテン語は正確に訳す能力が必要です。話せなくても、書けなくても、翻訳だけできればいい言語です。古文や漢文に似ているところがあります。

理系科目の宿題も紹介しようかと思いましたが、教科書やプリントの問題を解くくらいなので省略しました。

これからブログを頑張っていくので、スキやフォローをしていただけると励みになります。

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