【リピーター/アテンダントレポート】30代男性・どこから見てもカッコいいオトコに。オーダースーツのススメ
みなさん、こんにちは!アテンダントのDaiki Ogawaです。
UNIQLOやブランド古着屋での販売スタッフやバイヤー、ファッション誌の編集アシスタントなど、学生時代からアパレル業界の経験を積んでおりました。大学卒業後はコンサルティング会社で4年間勤め、現在はITコンサル・不動産仲介の会社を経営しております。
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1.クライアントさんの詳細
今回は会社員の男性からのご依頼です!
・東京都在住、30歳
・身長170cm、細めの体型
以前、2年前に2度アテンドさせていただき、今回は3回目のリピート利用です。途中何度かスケジュールが合わずに間が空いてしまいましたが、改めてご指名いただきありがとうございます!
▼1回目のアテンダントレポートはこちら▼
▼2回目のアテンダントレポートはこちら▼
2.コース内容
3時間コース
3.予算
10万円~15万円(ある程度お金をかけて良い物を揃えたい)
4.アテンドしたエリア
青山・原宿
5.クライアントさんのご要望
今回はスーツ選びのお手伝いです。
普段のお仕事の服装はカジュアルすぎなければOKとのことで、今までは私服がメインでしたが、今後スーツを着る場面が増えそう+近々かしこまった場所へ行く予定があり、せっかくなら長く使えるスーツを新調したい!とアテンド依頼をしていただきました。
スーツを着るのは就活以来で、革靴やYシャツも全て手放してしまったということで、小物類もトータルコーディネートしていきます。
ご要望を伺った上で提案させていただいた内容はこちら。
長く使えるスーツをオーダーで新調。
スーツよりもカジュアルに使えるセットアップを併用使いする。
革靴はスーツでも私服でも取り入れやすいデザインのものを選ぶ。
気合いを入れてビシッとキメるスーツはオーダーで、スーツを着るほどではない時やきちんとした私服を着たい時に使いやすいセットアップを用意することで、TPOに合ったメリハリのあるコーディネートを組むことができるとお伝えしました。
まずはメインとなるオーダースーツを決めてから、それに合ったアイテムを揃えていきます!
オーダースーツのメリット
オーダースーツと聞くと、高そう…と思う方が多いかもしれませんが、最近は既製のスーツとほぼ同価格でオーダーできるところも増えていて、以前に比べて利用しやすくなっています。
オーダーのメリットは、何といっても自分の身体のサイズ感にピッタリフィットするところにあります。
体格(身長・肩幅・腕や足の長さ、首の太さetc…)には個々にバラつきがあるのに、既製品はある程度型が決まっているため、身体のどこかに合わせるとどこかが合わないというサイズ感のズレが生じてしまいます。
身体にフィットしないスーツは”着られている感”が出てしまい、清潔感に欠けたり頼りない印象になってしまうことも…。
他のメリットとして、身体に合ったスーツは変にシワが寄ることがなく摩擦が起きにくいため、生地に余計なダメージを与えることなく長く使える上、体型が変化したときには補正が可能な店舗もあるので、オーダースーツの方がかえってコスパが良い場合もあります。
私もオーダースーツを愛用していますが、生地選びから始まり、ボタンやシルエットなど、全て自分で選ぶことでスーツに愛着が沸き、袖を通す度に気持ちが引き締まります。
1着持っていると、いざという時にとても重宝するので、スーツを新調する際は是非オーダーにチャレンジしてみてください!
スーツをオーダーする時の注意点
実際にオーダーする際は、前もってどんなスーツを作りたいかのイメージを持っておくとスムーズです。
①用途を明確にしておく
普段のお仕事用、冠婚葬祭、パーティーなど…用途は様々です。シーンによって適切な生地やデザインが異なってくるため重要なポイントです。
②オーダーの種類を決めておく
フルオーダー・パターンオーダー・イージーオーダーと種類があります。
店舗によって選べる仕様やサイズ調整ができる箇所が異なりますが、フル→パターン→イージーの順で簡易的なオーダー内容になっていきます。
予算や時間の都合、どこまでこだわりたいかで選ぶのが◎
③予算を決めておく
どのショップにもオプションがあることが多いです。オプションを追加した結果、金額にビックリ…なんてことにならないよう、予め予算を決めて店員さんに伝えておくと良いと思います。
④手持ちのYシャツやネクタイを把握しておく
ビジネススーツなら、お手持ちのYシャツやネクタイとの相性も一緒に考えるのがマスト。色味や形がアンバランスになってしまうとせっかくのオーダースーツが台無しです。店員さんのアドバイスを聞きたい場合は、実物や写真を用意しておくとイメージが共有しやすいです。
ひとりでオーダースーツを作るのはちょっと不安…という方は、今回のようにアテンドサービスを利用するのもオススメです!
6.購入したアイテム
【6-1.オーダースーツ / 会員制オーダースーツサロン】
早速、今回のメインであるオーダースーツからアテンドスタートです。私も10年近く利用している、会員制のオーダースーツサロンにて、採寸・生地選びをしました。
膨大な生地サンプルの中、かなり迷いましたが、今回はややマットな質感で暗めのネイビーに。
深い色のネイビーは真面目で誠実な印象を与えてくれます。
どんなネクタイや革靴とも合わせやすく、汎用性が高いので初めてオーダーする方にオススメです。
続いて細部の仕様も決めていきました。
■背抜き仕立て
ジャケットの背中の裏地が下2/3程カットされているものを"背抜き仕立て"と言います。裾まで裏地が付いている"総裏仕立て"に比べて耐久性は若干劣りますが、軽量で通気性が高いため汗のかきやすい時期は快適に過ごすことができます。
■段返り3ボタン
ボタンが3つ付いたタイプのジャケットのことを指します。第一ボタンがラペル(襟)に半分隠れるような仕様になっているのが特徴です。
第二ボタンだけ留めるのが正しい着方で、Vゾーンの深さが強調+ラペルが立体的なることで、知的でクラシックな印象を与えることができます。
■本切羽(ほんせっぱ)
袖口ボタンを実際にボタンで開閉できる仕様のこと。逆に開け閉めできない仕様を"開き見せ"(あきみせ)と言います。
どちらを選んでもスーツとして問題はありませんが、本切羽には「高級スーツの証」というイメージあり、ワンランク上のお洒落を楽しみたい方にオススメです。
■AMFステッチ
襟、ポケット、フロント部分に入れる手縫い風ステッチのことです。
ステッチを入れることで立体感が出て、グッと引き締まった印象にしてくれます。アクセントになるだけでなく、耐久性が上がるというメリットも。
■裾ダブル
スラックスの裾を折る仕様を言います。逆に折らない仕様を”シングル”と言います。ビジネスではどちらを選んでも問題ありませんが、ダブル=クラシカルでアクティブ、シングル=よりフォーマルで都会的な印象を与えます。
■サイドアジャスター
スラックスのウエストの両サイドのアジャスターのこと。数センチずつウエストの調整が可能になっています。一般的に、アジャスターを付けた場合はベルトループが省かれるため、ウエスト周りをスッキリ見せることができます。
全て選び終えたところでオーダー完了!仕上がりが楽しみです!
【6-2.革靴 / Scotch Grain 表参道】
続いては革靴選び。
どんなスーツにも合わせやすいデザインの革靴を選びました。
日本人の足に馴染みやすい幅広仕様の革靴です。やや丸めのトゥ(つま先)を選ぶことで私服でも違和感なく履くことができます。
つま先に一文字状の切り替えが入るデザインをストレートチップと言い、格式が高くフォーマルな場面でも着用可能です。革靴の定番なので最初の一足としてもオススメです。
サイズは履いていくうちに馴染むことを考えて、痛くない範囲で小さいものを選ぶのが◎
過去にも革靴選びのポイントについてご紹介しています。
スコッチグレインは、1978年に日本のヒロカワ製靴が展開したブランドで、東京都墨田区の工場で一貫生産されています。日本人の足に馴染みやすく、長く使える上質な革靴として有名です。上質なのにコスパがとても良いので、革靴をお探しの方は是非試着してみてください。
【6-3.セットアップ / new balance 原宿】
続いて、機能性重視のセットアップを選んでいきます。
購入したものがこちら。
オーダーしたスーツがネイビーなので、こちらはブラックをチョイスしました。とても軽くストレッチが効いているのに、きちんと感のあるスーツライクなデザインがとても絶妙です。スーツを着るほどではないけど、きちんとした格好をするようなシーンで、とても重宝します。
こちらのセットアップのボトムスはストレートフィット・スリムテーパードフィット・ワイドテーパードフィットの3種類から選ぶことができます。スーツよりもラフに合わせられるよう、ワイドテーパードフィットを選びました。
インナーはあえてTシャツを合わせると、抜け感が出て知的かつアクティブな印象になります。きちんと度合いはシューズで調整するとバランスが取りやすいです。
【6-4.Yシャツ / メーカーズシャツ鎌倉】
時間の関係で、Yシャツはオンラインサイトのご紹介のみとなりました。
形がキレイで耐久性があり、インナーが透けにくいのがポイントです。
私も何着も愛用していて、コスパの非常に良いおすすめのブランドです。
7.まとめ
今回のお買い物でTPOに合わせて使えるスーツ、セットアップ、革靴を揃えることができました。
バッチリきめたい時はオーダースーツで、カジュアルなビジネスシーンや、かしこまったイベントではセットアップで…幅広いシーンで活躍してくれそうです!
セットアップは上下それぞれプライベートで私服として使うこともでき、革靴もプライベートできれいめなコーディネートを組む時に履けるので汎用性の高いアイテムを揃えることができたのではないかと思います。
以前のアテンドで購入したアイテムとも相性が良いので、コーディネートの幅も更に増えて、自信をもってお出かけできそうですね!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!