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徒手療法家のためのファシア考察

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ファシアについて徒手療法家が知っておくべき情報を随時更新していきます。またファシアに限らず徒手療法に関する事柄も随時追加していきます。
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#リハビリ

痛みについて勉強しなおす(18)---小ネタ集(5)---

あまり評判のよろしくない(アクセス数が伸びない)小ネタ集ですが(笑)、あともう少しで終わるので自分のためのノート的にででも最後までやりきります。今回はPFPSの続きで、もう一つ最後に腸脛靭帯炎も一緒にしようと思いましたが1万字を超えてしまったので、アイシングについて紹介します。 アイシングについては私も誤解をしてた部分があったのでちょっと反省しました。例えば 「炎症は体の必要な機能だ!アイシングで炎症を止めてしまうことは治癒過程を遅らせるからアイシングはやめておいたほうが

近況など(2019年8月22日追記あり)

最近ブログを更新できていなくて申し訳ない限りです。言い訳をしますと(笑)、4月の中旬くらいからフラット(いわゆるマンション)にネズミがでるようになり勉強どころじゃないってことがあります(笑。 あと実は2週間位前に日本に1週間帰国していました。帰国する時は必ず誰かマッサージして欲しい人がいるかどうか知り合いに聞くのですが、某プロ野球選手たちがやってほしいとのことで、毎日マッサージしていました。その中の一人の”治療”の概要を紹介することで、このブログ全体の意味がわかるかと思い紹

プロセス・アプローチ③---非外傷性の骨格筋痛について---

前回紹介したEyal Lederman先生の「プロセス・アプローチ」では、症状を「修復期(Repair)」・「適応期(Adaptation)」・「症状の緩和期(Alleviation of symptoms)」に分け、そしてその状態に応じた適切な処置を行うことが重要、とのことでした。 これはLederman先生の講習会に出席した時、他の生徒が質問したことでもありますが、この3つの症状の状態を考えるうえで、いわゆる非外傷性の慢性の骨格筋痛をどのように考え、そしてどのような処置

プロセス・アプローチ②---講習会の感想---

週末にEyal Lederman先生のプロセス・アプローチの講習会に参加してきました。(*2016年5月のことです) プロセス・アプローチについての詳細は前回のブログで紹介したとおりですが、それに加え、患者さんの回復過程が、修復期なのか、適応期なのか、あるいは症状の緩和期なのか?をいろいろなケースを交えて皆と議論し、また、どのように対応(治療)していくのか?とうのを、実技を交えて紹介してくれました。 まずはじめに、以前ブログで紹介した「Biological reserve

プロセス・アプローチ①---症状の状態に合わせた最適なアプローチ---

前回のブログの続きで、Eyal Lederman先生の論文「a process approach in manual and physical therapies: beyond the structural model」 の詳細を紹介します。Lederman先生から日本語訳の了解も得ましたので、出来る限り詳しく紹介し、また私の考察も加えていきます。(全訳ではありません。要点を出来る限り詳しく紹介していきます) この論文で述べられている構造主義的アプローチとは、前回紹介した

ファシアとは(20)---骨はファシア?②---

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ファシアとは(20)---骨はファシア?①---

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