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徒手療法家のためのファシア考察

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ファシアについて徒手療法家が知っておくべき情報を随時更新していきます。またファシアに限らず徒手療法に関する事柄も随時追加していきます。
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2021年1月の記事一覧

SBMを勉強してみた Part 5 ホメオパシーについて

今回はインチキ医学界に燦然と輝く、そしてトップ中のトップ(笑)のホメオパシーについてです。アメリカとヨーロッパではすごく知られた治療法ですが、日本ではあまり知られていない治療法ではないでしょうか?私はPart 2で書いたように、鍼灸学生の時にアンドリュー・ワイルの本を読み”代替医療”全般に興味を持っていたので、ずっと前から知っていたし、いつかは勉強してみたいと思っていました。しかもその時働いていたクリニックのある医師がホメオパシーに傾倒しており、その後独立されて日本で初めて医

SBMを勉強してみた Part 4 鍼について

お待たせしました。お待たせしすぎたかもしれません(笑)。いよいよこのブログ読者待望の(笑)SBM的視点から見た鍼についてですが、エビデンスがあるかないか云々以前に、鍼の歴史の話が面白かったです。たしか鍼灸の国家試験の時に勉強したはずですが、知らないことだらけでした(笑)。誰か「真の」鍼の歴史について知っている人がいたら、このレクチャーで言われていることが本当かどうか、教えてほしいです。もしこのレクチャーで言われている鍼の歴史が本当なら、日本の鍼灸師のほとんどは知らないのでは?

SBMを勉強してみた Part 3 カイロについて

そもそも私が鍼灸学校に入学した理由は、昔テレビで見た「ポキっ」する整体を見て、もしそれでいろいろな病気が治るのであれば、すごく面白そうな仕事だなあと思ったからでした。しかしカイロの専門学校に入学する前に色々と調べてみると、カイロは日本では民間資格であり、「ちゃんとした」人は鍼灸学校か柔整学校に入学し、国家資格をとってからカイロを学び施術していると知り、まずは鍼灸学校へと進みました。そしてしばらくはカイロ的なアジャストの手技に憧れを持ち続けていました。残念ながら国家資格を取った

SBMを勉強してみた Part 2 CAMとは?

鍼灸学校に行っていた頃、クラスの同級生の一人が勧めてくれた本、アンドリュー・ワイルの「人はなぜ治るのか?」に感動し、他のアンドリュー・ワイルの日本語訳されている本を全て購入し、熟読したものでした。そして鍼灸学校を卒業したらアンドリュー・ワイルに師事すべくアリゾナだったかの医学部に行きたいとも思ったものでした。 他にもその同級生が勧めてくれたオステオパシーの本「いのちの輝き」に影響を受け、アメリカでオステオパシーを学びたいと思ったものでした。 しかし今回、SBMを勉強してい

SBMを勉強してみた Part 1 EBMとSBM

このブログでさんざん「エビデンスが〜」とか書いてきた私が、実はエビデンスに基づいた医学(Evidence-based medicine)をちゃんと理解していなかったというギャグにもならない恥ずかしい話ですが、ロックダウン中で暇なのもあって今、勉強中です。そしてその勉強の過程の「ノート」をブログ読者の方々とシェアします。 話は変わりますが、もしあなたのご両親や周りの人が、特別な電気が流れる椅子でその椅子に座ると肩こり、腰痛、はたまた癌が消えた!なんていう製品を100万円とかで