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「こだわり」につながる3つの思い。

こんにちは!ファーロスターの開発責任者、山口です。今回は自分のこだわりというテーマでここに一筆書かせていただきます。弱冠33歳の若輩者のこだわりをここに書いて一体どなた様のためになるのだろうかと若干の疑問はありますが、代表からのお達しだったので正直に書いてみようと思います。

3つの気になる思い

二十七、八歳くらいでしょうか、なんとなくそのくらいの年齢からこれが大事かもしれないと思い続けていることが三つあります。想像力普通を知ること好奇心です。全然まとまりのなさそうな三つなのですが、ちょっとした関連があります。

唐突にクイズです!

人間と他の動物を分けるものは何でしょう?

いくつか答えはあると思いますが答えのひとつとして想像力の大きさというものが挙げられます。想像力を目の前で起きていないことを頭の中でシミュレーションする能力だとすると、もちろん人間だけがこれを可能とするわけではありません。チンパンジーは直接届かなくても道具を使って食べ物をとることができますし、餌をつかってより大きな獲物をとるカラスもいるようです。

人の想像力

しかし人間の想像力はこの比ではありません。どこにもいるという証拠がなくても神という存在を信じることができます。紙幣という紙切れでも価値があると信じることで物やサービスを合理的に交換することができます。これらは頭の中で神から下る恵みや罰のシミュレーションや、紙幣の代わりに受け取れる物やサービスがシミュレーションできなければやらないはずの行為です。この想像力の大きさは人間のみに備わった強大な武器であり、他の動物のそれとは一線を画していると言えます。

未来を想像する

この想像力を使うことで未来の予測が可能となります。能力バトル漫画だったら未来が分かる能力の持ち主は物語の最後の方に出てくるくらいの強敵です。そんな絶大な力である想像力ですが、十分なデータに裏付けされていない想像はただの机上の空論に過ぎず、ここぞという場面で役に立たなくなってしまいます。そうならないためにもより多くのデータを取得し、精度の高い予測をしなければいけないのですが、その取得したデータ量が何を以って十分かという判断基準が、普通を知るということだと思います。

普通の

普通とは何でしょう。よくよく考えてみるととても曖昧な単語ですが、なんとなくこういう場合は多くの人はこうするのではないかと思える行為を普通の行為と呼べるのではないでしょうか。朝になったら起きる、夜になったら寝るというのはごくごく普通です。言い換えれば、普通という言葉を使った人が、程度の差こそあれ多くの場合こうであると思っている、ということになると思います。この普通を知らない人が、自らの想像力を駆使して朝食のメニューを夜に提供しようとしても、このレストランが繁盛しづらいことは明らかです。こういうことを避けるためにも普通を知っておくのは大事なことであり、主観的な判断ではありますが普通はこうだと思えたときにそれなりに十分なデータ量を蓄積できたと言えるのではないでしょうか。

普通以外にも必要な要素

しかし、ただ一分野の普通を知っていただけでは他の局面で対応できなくなってしまいます。ラーメン屋を経営しているとして、麺の作り方だけ極めれば繁盛するかといえばそうでもなく、スープや他の具、店のデザインやお客さまとの接し方等様々な要素がうまくできて初めてよいラーメン屋を作ることができます。ということは、様々な普通を知らなければならず、そこで重要なのが好奇心をもつことだと思っています。

興味を持つということ、好奇心。

好奇心とは、字面からは変な物を好む性質ということですが、要は自分の知らないことに興味を持って積極的に関わっていくことだと思います。読者の皆様は、コンピュータがどのように動いているかご存知でしょうか。逆に言えば、何を用意すればコンピュータができるかお分かりでしょうか。そこまで複雑なものでなくとも、例えば電池で動く時計はなぜあんなにも正確に一秒を刻むことができるのでしょうか。

データの蓄積に。

好奇心はものに限ったことではありません。どの国も年月を経ると物価が高くなっていくのはなぜでしょう。ピアノは一音階のなかに十二のキーがありますが、なぜ十二なのでしょう。日本には海の近くに住吉という名前のついた場所が多くありますが、海と住吉はどういう関係があるのでしょう。というように、分野にとらわれず多くのことに関心をもつとより広い範囲のデータを取得できます。

まとめ

世の中は非常にたくさんのデータで構成されており、その中でより有利に生きていくためには想像力という武器が有効です。その武器の正確さを上げることが普通を知ることであり、対応できる局面を増やすきっかけが好奇心であると思います。現代社会は情報化社会であり、地球の裏側の情報が光の速さで届くので本当に有象無象の荒波が押し寄せてきます。その荒波具合は石器時代と比べたら天と地ほどの差があるのではないでしょうか。ですから私は想像力普通を知ること好奇心の3つを意識しながら次にはどんな波が来るか、来た場合にどうすればよいか常に想像しています。

ほとんどあたった試しがないですが。

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