人生楽しんだ者勝ち

何事も楽しんだ者勝ち
失恋も、貧しさも、病ですら

人生が空回り、歯切れが悪く、
そして、誰からも期待されない。

絶望的な状況でさえ、
まだその絶望を楽しむ余地が
残されている。

マゾでも自棄でもない、
不幸をすら楽しむことができれば、
もはやそれは不幸ではない。

おのれの人生を
人の尺度で測る必要など
ありはしないのだから、
人がものさしをあてがうのなら
かっさらってへし折ればいい。

私はおのが境遇を楽しみたい!
おのが境遇を味わいつくして、
「我が人生最上なり」
と天に向かって盃を掲げたい!

境遇に対して苛立つことの
なんと無益なことか!

思い通りにならない方が
楽しみが増すというもの。

それでも人界にあって、
幾度となく空回るこの人生に、
嫌気と後悔と、
言葉にならない恨み節が、
心に巣食って離れないとき、

少し休もう、茶でも飲んで。
しばらく頭をからっぽにしてから、
「よくぞここまでやってきた!」
とねぎらうのだ!

この人生を楽しんでいる私を。

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