香川県さぬき市でのナスづくり
栽培する品種
【越後白茄子】(2024年に種を購入)
栽培のポイント
・ナス科ナス属
・支柱を1本たてて、主枝と2本の側枝を伸ばす3本仕立てにする。
・一番花は摘花して、株の生長を促す。
肥料について
肥料好きといわれるが、意外になくても育つ。施肥する場合、元肥と追肥お行う。
種まき(3月中旬頃)
遅霜の心配がない時期の定植から逆算して種まき
(一晩水につけ、)写真のようなパウチに湿らせたキッチンペーパーに種を包んでポケットに入れて温める。パウチは下を切っておくことで、加湿を防ぐことと空気が入るようにしておく。ポケット内に水が染み出して濡れてしまう状況は水の入れすぎ。
1mmでも発芽したら、3.5号(10.5cm)ポットに移してビニールハウス内で温めておいた水をたっぷりやる(温度を下げないように)。
ポットに移植したものの、うまく発芽したのは2株しかなかった。
そのため、改めて種を購入して、ポケット育苗ではなく、プラグトレイに種まきする。
理想では、土を入れたポットにビニールを被せてあたためておいたり、水も温度を調節しておくと良い。
クラツキ(4月上旬頃)
定植予定の場所に、直径20cm、深さ20cmの穴を掘って完熟堆肥を入れる。その上に土を戻してこんもりさせる。温めるために草マルチはしない。
ネギをさしておく。
鉢ずらし
苗の生長に合わせて葉が重ならないように鉢をずらしていく。重なったままになると苗は徒長する。
定植10日前くらいから、徐々に外の環境に慣れさせるために(順化)、温室から外に出して育苗する。最低気温15°を下回る日の夜間は温室に戻して翌日にまた外に出す。
植えつけ(5月上旬頃)
5月上旬ごろ 本葉7~8枚で定植。株間50~60cm。一番花が開花する直前まで育苗するとよい。一番花が咲き終わっている老化苗定植では、活着不良になりやすい。
ナスの周りに適度に水が溜まるようにぐるっとくぼみをつけておく。
ポイント
浅植えにするのは、これから伸びる根が、酸素が多く地温が高い場所にくるようにするためのひと工夫。
→「現代農業2024年6月」から、浅植えにするのは、トマトとウリ科がよいとのこと。
ナスとピーマンは浅植えすると生育がよくないらしい。
なので、2024年からはふつうに植える。
2024年
2022年
支柱立て・摘花(5月下旬頃)
第一花の下の枝を2本伸ばし、3本仕立てで育てる。伸ばす主枝を支柱に誘引する。わき芽をとるとき、一度に全部とると根の生育を阻害するので、何回かに分けて行う。以降に出てきたわき芽は放置する。
一番花は摘花する。実を結実させるのではなく、株の生育にエネルギーをまわす。
追肥する場合
一番花が咲いた頃に1回目の追肥。以降、生育を見ながら、2週間に1回ほど追肥する。
梅雨明け後、敷きワラをして地温の上昇と畝の乾きをやわらげる。
収穫(6月下旬頃から秋まで)
大きさは品種によって異なる。真黒ナスは15cmが目安。大きくしすぎると味が落ちるので、早めにハサミで切って収穫する。
病虫害対策
アブラムシやテントウムシダマシを見つけたら、早めにとり除く。
側枝の剪定について
更新剪定について
種とり(8月上旬~中旬頃)
よいものを選んで畑で完熟させる
生育がよく病害虫の被害がない、好みの形の実を選んで印をつけ、畑で完熟させる。種とり用には二番花か三番花を選ぶ。
皮が黄色くなり、触ると実が落ちるくらいまで完熟させて収穫。ヘタの部分を切り、種を切らないように周囲にぐるりと切れ込みを入れ、4つに割る。
種を水の中に出し、水洗い。手でがしゃがしゃと混ぜる。すぐに沈まないものは捨て、充実していてすぐに沈む種だけを残す。
ザルなどに広げて干し、乾燥したら保存する。
のんびりガーデンの場合
種とりをする株を決めてしまい、一番花を摘まずにそのまま完熟させる。
過去に栽培した品種
【翡翠ナス/青ナス】(2023年8月31日自家採種1回目)
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