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北海道で牧場をはじめる

みなさん、はじめまして。
株式会社ファームデザインズの海野泰彦(かいの)と申します。
1987年、今から33年ほど前に、北海道の浜中町というところで、牧場をはじめました。離農された農地を買い取り、荒れ果てた原野を切り開いて乳牛35頭からスタートした牧場は、いっときには乳牛100頭を超えるほどに大きくしましたが、自分たちが丹精込めて作ったミルクを、目の前でお客様に味わってもらいたいという気持ちが強くなって、2000年、牧場内に「ファームデザインズ」というレストランをオープンしました。いまでいう「6次産業化」ですね。(1次産業、2次産業、3次産業、全部をやることを1✗2✗3=6で6次産業、といいます)
それからは量を搾るよりもミルクの質を大切にしようと、放牧に切り替え、乳牛も元の規模に戻しました。今は50ヘクタール(東京ドーム12個分)という広大な牧草地に30頭ほどの乳牛を放牧し、ストレスのない環境で上質なミルクを生産するよう心がけています。
それから20年。
いまでは国内に4店舗(北海道のみ)、
海外ではタイに40店舗(Farm Designというスイーツカフェを展開)
そして「北海道物産展」や駅ナカのスイーツコーナーにも季節限定で招待されて、飛び回っています。
今年は牧場を初めて33年。ファームデザインズを興して20周年という記念の年。
大阪で生まれ育った私が、北海道で牧場を持つ、なんて思いもかけないエキサイティングな人生を歩んだお話を、少しお話させていただきたいと思っています。

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