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"こころ"の天気を考える

Farm Agricolaの一日は「こころの天気」と向き合うことから始まります。
朝礼で集まった利用者の方々も職員も全員で輪を作り、自分の体調や気分、そして「こころの天気」を発表します。

自分自身の内側に矢印を向けて「今の自分の状態ってどうなんだろう」ということを自分で確かめる作業です。

「友達とごはんに行く約束があるから楽しみ」
「夕べ夜更かしをしてしまったので少し寝不足」
「昨日、家で嫌なことがあった」
「仕事で失敗をしてしまった」

気分や体調は毎日微妙に移り変わっていて、それに伴って「こころの天気」は変わってくるものだと考えています。

普通に仕事して、普通に暮らしているだけなのに、毎日自分のこころの状態を揺さぶってくる出来事が降りかかってきます。

それが全部嬉しいことや幸せを感じることだったら文句はないのですが、どうもそういうわけにはいかないですよね。

むしろつらいことやネガティブなことのほうが多いと感じている人も少なくないのではないでしょうか。

こころの天気は晴れのち…

みなさんの今日のこころの天気はいかがでしょうか。
アグリコラでは、毎日基本晴れの人もいれば、基本曇っている人もいます。晴れのち…曇りももちろんOK。
雨、大雨、台風、大雪、雷もがなっている人もいますね。

大事なことはその自分自身の状態を認識すること。
無理して「晴れ」にする必要もないし、周りがどうこうでもなくあくまでも自分自身のこと。

ただ、こころの天気があまりよろしくないからといって仕事を手を抜いていいわけでもないし、周りに迷惑をかけていいわけではありません。

最終的には、その天気の要因となっている出来事と仕事をしっかり分けられるようになることが大切です。

職員が「こころの天気」を把握する理由

就労継続支援事業所として毎日利用者の方を受け入れている中で、それぞれ、朝の時点でのこころの天気を把握することはその日の支援のはじまりでもあります。

「昨日は晴れてたけど、今日は曇りなんだ。表情はどうかな?」
「表情はうつむきがちだけど天気は晴れてるようだ。後で少し話しかけてみようかな」

コミュニケーションのきっかけにもなるので、毎朝のこころの天気の把握は大事にしています。

職員もこころの天気を発表するので、お互いの状況もなんとなく把握出来たり出来なかったりします。
大事な仕事を抱えている、思うように仕事が進んでいなくて焦っている、職員にもいろいろあります。。笑
お互いをサポートし合っていくためにも、こころの天気はいい情報源になります。

ぜひ皆さんも、朝の自分のこころの天気を把握してみてください。

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