無職だから【クレイジー遠足編】

こんばんは。夏といえば麦茶…ということで、少し前から我が家でも麦茶を作り始めました。
試しにスーパーのPB商品を買ってみたのですが、どうも味に違和感があり、結局伊藤園の麦茶パックに落ち着きました。鶴瓶最強説。

今日も引き続き、「私が無職になってからできたこと、できたもの」について書こうと思います。ちなみに前回は「親知らずの抜歯」について書きました。

前回の記事も、よかったら合わせてどうぞ↓

今回は「クレイジー遠足編」。

昨年の秋。唐突にお出かけしたい欲が湧いてきて、だけどコロナ禍で遠出は難しい。それならば、日頃の運動不足も兼ねて近場の観光スポットまで歩いてみようと思い、「秋の1人遠足」を実施しました。

行き先や道のりについてダラダラ喋りたいのですが、詳細に色々書いてしまうと自宅の住所が特定されそうなので、バレない範囲でお送りします。
伏せすぎて記事の内容が薄くなる気もするので本当は詳しく書きたい…ですが、やっぱりネットは怖いです。小心者なので。

歩こう歩こう、わたしはげんき

目的地は自宅のある市の2つ隣の市町村にある、山あいの景色と湖が美しく、地元で有名なとある観光スポット。

ド平日の朝の7時前、夫が家を出る前に出発。
念のため、軽めのリュックで両手は常に空いている状態にして、足元はランニング用の厚手のソックスにランシューズ。
予想最高気温は少し涼しめだったので七分袖のシャツで家を出ようとしたところ、夫から「歩いているうちに絶対暑くなる」と言われ、半袖に着替えました。
念には念を入れて、紫外線対策で日焼け止めを両腕と首にも塗る。

気持ちの良い秋晴れの中、おそらく通勤のために駅へ向かう人達とは反対方面、山の方角へ向かって歩いていきました。

たくさん歩いた

歩いて歩いて、ひたすら歩いて、

到着!
少し雲が出てきましたが、歩くのには丁度よい涼しさでした。

画像1

このくらいの写真ならバレないかなあ、と思いつつ貼ってみましたが、行ったことのある方には特定できるような気もしております。
もし分かっちゃった方は、ご自身の心の中に留めておいて頂けると幸いです。

ちなみに、出発したのは7時前、到着時刻は12:15頃。途中1度コンビニでのトイレ休憩を挟み、約5時間歩き続けたことになります。

ランニングアプリでも計測していました。じゃーん

画像2

総歩行距離は25キロちょい、総時間は約5時間。

そして、ずっと平坦な道を歩いていたわけではなく、高低差が激しい道もありました。
歩道こそ整備されていましたが、最後の3分の1くらいは勾配がまあまあキツい上り坂。
マスクの息苦しさも体力をジワジワ削り、後半になってくると私のHPケージは真っ赤っ赤。
そんな状態での上り坂は、ほぼ山登りみたいなモンでした。

朝起きて、家を出て、5時間ちょっとの散歩道

(↑吉幾三さんのあの歌っぽくしてみた)

写真がないのでちょっと伝わりにくいのですが、道中まあ色々あって面白かったです。
グーグルマップで目的地を設定し、交通手段を「徒歩」に設定して表示されたおそらく最短ルートをなぞって歩いたのですが、坂道あり、トンネルあり、草っぱらあり。『さんぽ』の歌詞の1番をコンプリートしました。散歩にしてはだいぶハードですが。あ、でも蜘蛛の巣はくぐってないや。

私の住んでいる市は居住人口も比較的多く、交通網も電車にバスにと発達しているほうなのですが、畑が一面に広がっているような、同じ市内とは思えないほどのどかな田園風景の中も通りました。

他にも、野焼きしているところに出会ったり、5匹くらいの大型犬に物凄い勢いで吠えられたり、田んぼの中を歩いていたら害獣よけの空砲が突然パーンと鳴ってびっくりしたり。
同じ県内を歩いているはずだけど、自宅近辺では見かけないホームセンターがあり、その軒先では薪を売っていてカルチャーショックを受けたり、
人通りの少ない道を歩いていたら、住民と思われたか見知らぬ人物だったので警戒されたのか、すれ違った人に挨拶をされたり。
様々なイベントが発生して楽しかったです。

疲れた

しかし5時間も歩けば当然ですが、めちゃくちゃ疲れました。

やっと到着した目的地ではベンチに座り込み、10分くらい立ち上がれませんでしたし、
なんなら到着する前、遠足後半からは膝に痛みを感じ、息もあがり、「私は何をやっているんだろう」という思いが頭をよぎりつつも、
休みたいけど今休んだらもう歩けなくなる、ここまで来たら絶対最後まで歩き通すんだ…という意地で何とか歩いていたようなものでした。

往路で既に力尽きたので、復路は大人しくバスを使ってあっという間に駅に到着しました。
文明の利器って素晴らしいですね。

家に着いてからはお湯を浴槽にためて足をマッサージしながらゆっくりお風呂に浸かり、遠足が終わった自分へのご褒美にアイスを食べました。疲れ切った身体に糖分がしみわたり、とても美味しかったです。
小学校の林間学校で山登りの後に食べたアイスを思い出しました。

そして翌日、私の両脚は凄まじい筋肉痛に襲われました。普段から運動などで鍛えているわけでもないのにいきなり長距離を歩いたので、当然そうなります。
買い物に出るのすらままならなかったくらいなので、もしも翌日に仕事を控えていたとしたら、きっととんでもなかったです。積極的に有休を取っていたことでしょう。

というか普段から運動していようが、人間の身体なんてそんな長距離をぶっ続けで歩くようには出来てないと思います。
先日、陸上自衛隊の方々が30キロの荷物を背負って100キロ歩き通すという訓練の様子をテレビでやっていたのですが、どれだけハードな道程であることか…。
私なんて、せいぜい1キロあるかないかのリュックをしょって25キロ歩いただけでも相当しんどかったというのに。想像をはるかに超えるキツさであることに違いありません。

数日前、私があの時歩いた道の一部をたまたま車で通ったのですが、悲しいほど一瞬で通り過ぎました。
ただその時思ったのは、「ゆっくり歩いていなければ目にすることのない景色が、きっとある」ということ。
車や電車に乗っていれば、一瞬の景色としてあっという間に過ぎてしまうけれど、
実はそこには植物が植わっていたり、鳥や犬や猫などの生き物がいたりするかもしれないし、家があればそこには人が住んでいて、その人々の生活というのがその場所には確かに存在している。
その地にある色、音、かたち、においなどを見たり聞いたり感じたり、そこの人々が送る日々を想像してみたり。
歩くことの楽しみや醍醐味って、そういうところにあるのかも…なんつって。

まとめ


25キロあるいてたのしかったけどすごくつかれた(小学生)



いきなり5時間歩くのはかなり無謀でした。