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長距離飛行の蝶、アサギマダラ

11/29放送のテレビ朝日系ドラマ「科捜研の女」の6話「渡り蝶の秘密」でアサギマダラが登場しました。

アサギマダラは、斑模様の中に、薄い水色”浅葱色”を携える美しい蝶です。そして、集団で渡りをする日本で一番長距離移動の出来る蝶として知られています。

沖縄では3月~4月に羽化し始め、次々と北へ移動してゆき、7月~8月には中部山岳地帯を中心とした高原に群れをなし、9月頃から南下してゆき、10月頃から再び沖縄で見られるようになります。約1,000km以上を移動します。そして、中には日本の国境を越え2,000kmもの旅をするアサギマダラも観測されています。

大分県姫島は、春5月頃と秋10月頃に集団で約1,000頭ほどが世代が入れ替わっても毎年必ず訪れます。観察者が多く訪れる人気スポットになっています。

今回の「科捜研の女」では、アサギマダラの習性がとてもよく描かれており、アサギマダラのマーキングが物語のキーポイントになっていました。

アサギマダラのマーキングは「アサギマダラの会」などの団体が全国的に野外調査を行ってデータ収集をしています。