見出し画像

発表会

次男と三男が通っている、発達に特性をもつ音楽教室の発表会。
通い始めてこの夏で2年ほど経つ。
コロナ禍で発表会が開催できなかったので、我が子達にとっては初めての発表会。

もちろん、上手く出来るようにという想いもあったけど、
「なんかわからんけど、やりきった!」と達成感を得られる発表会であればいいなと思っていた。

三男は案の定…だけど

発表会当日。年長の三男は、特にシャイではじめてのことに苦手意識があるので、「ヤダヤダ」の一点張り。
あぁ、やっぱりなぁと言う気持ちと
なんとかやってこい!と言う気持ちと
私の心の中は、戦っていた。

なんとか、三男の機嫌をとろうとこっそりラムネをあげたり、抱っこしたり、私必死。
結果、私の膝の上で、舞台には上がらず客席からの演奏披露になった。

それでも、本人からしたらやりきったと思えたのか、集合写真に私の抱っこなしに一人で撮影に応じていた。
一輪の可愛いピンクのガーベラとプレゼントを受け取った三男の笑顔は弾けんばかりだった。

翌日もガーベラを見て、「ぼくの花、先生にもらったの」と嬉しそうにしている。

こういう成功体験がきっと本人にとっての自信につながっている。
完璧ではなかったかもしれないけど、
それでも「できた!」と思えることが、心の土台となるはず。

次男はさすがの…

かつては、三男のようにその場から逃げ出したり泣き出したりしていた。
だけど、そんなことを繰り返しながらも経験を積んできたせいか、
小3になった次男はとても堂々とした姿で発表会を終えられた。

ピアノを上手く弾くというよりも、拍手をしてくれる会場の反応に喜びを感じているようだった。
なんて、頼もしく成長したんだろうと感慨深くなった。
きっと不安もあったのだろうけど、切り替えることが上手くできるようになった。

音楽の楽しみを感じられているように思えた。


何が正解かはわからないけど

これをやっていたらいいなんてものはなくて、
だけど自己肯定感を育むための情報はたくさんありすぎて、取捨選択が難しい。

親が子供にできることは何だろう。

できる限り、子供にとって安心安全の場を作ってあげることなのかな。
そうするためには、親だけでは難しいことも出てくるから、信頼できる人にも手伝ってもらいつつ、「みんなで子育て、みんなで見守る」という環境がいいのかなと思っている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?