移動距離
突然ですが上の写真について見方を説明します。
横軸は心の暖かさで、右に行くほど暖かい(温かい)、左に行くほど冷たい(悪い意味ではなく冷静とか)とします。
縦軸は上にいくほど行動や手数が多く、下にいくほど少ないとします。
そして、この図は「学校の先生」をそのような2軸に当てはめた時に、ここまで出会ってきた先輩教師や同僚の中で適当に思いついた方々をプロットしてみたものです。
この2軸以外にも沢山の観点で測れることは承知ですが、とりあえずやってみました。
すると…
当然ですが色んなところにプロットされました。
それ自体は良いことですね。色んな先生がいた方がいいに決まってます。
右上は暖かくて多行動。イメージとしては「学園モノ」のドラマに出てくる教師像です。
右下は暖かくて少ない行動。寡黙で怖そうだけどその人の近くにいたくなるような「父親」のような教師像。
左上は冷たくて多行動。しっかり考えた上で色々なアイデア・手段を繰り出す教師像。(キャッチコピーが浮かばない😅)
左下は冷たくて少行動。一見ダメ教師に見えそうですが、冷静に考えた上で敢えて過保護にしないようにしてる教師像もイメージできます。右上の対義語的に「スタイリッシュ」な教師像とか?
断っておくと、どのゾーンの教師像が良い悪いではなく、どのゾーンにも良い教師・悪い教師はいると思います。
あと、「学園モノ」とか「スタイリッシュ」とかは適当なラベリングなのでそこが気になっても軽く流してください👍
さて、ようやく本題に入りますが、この仕事に就いた当初、なんなら大学生で教育実習に行った頃。
当時は完全に右上の「学園モノ」に憧れてました。若さやエネルギー・情熱なども含めて、そういう先輩に沢山憧れました。
しかし、悩みや挫折などを経ていく中で「他のやり方もあるのでは?」と感じ、そのタイミングで「左上に見える」先輩に出会いました。
その方は実際に冷たい訳ではないですが、たぶん照れ隠しも含めて熱く見せないようにしていると思います笑。
その方を参考にしてエッセンスを取り入れようと、僕自身も図の左上に向かって方向転換していきました。
そして最近。左下のスタイリッシュなやり方に触れて「コレも面白いかも。金八先生が正義の時代ではないしなぁ」と思うようになりました。
つまり、原点(0,0)から出発した僕の教師人生は図の赤い矢印のように18年かけて移動してきたということです。
お分かりの通り、18年かけても原点から見たら「たったこんだけ?😓」という移動距離です。
ここで思うのです。
「最初の通り真っ直ぐ右上に進んでたら今頃どーなってたんだろう?」と。
こう言ってくれる方もおそらくいるでしょう。
「色々回ったからこそ今のファンタジスタができてるんだよ。」と。
調子のいい時ならこう思えることもあります。
「X軸Y軸だけでなくZ軸方向にも成長してるんじゃないの?」と。
まぁ、できるだけ都合のいい捉え方ができる人間になりたいと言う結論です。
弱るとソレができなくなるんでしょうね。
そんなことを考えながらテスト監督をしていた40の晩秋でした🍂
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