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リスクコントロールが、資産運用の成否を握る

資産運用を行えば、当然、リスクが発生します。
リターンを得るためには、リスクを知って、
それをコントロールすることが不可欠です。
今回は、リターンを左右する
6つのリスクについて考えてみたいと思います。

1、価格変動リスク
投資商品の価格が上下するリスクです。
国内外の政治経済情勢や、市場での需給関係の変化等、
様々な要因が考えられます。

たとえば暗号資産のように、
もともと価格の振れ幅が大きいことが
特徴になっている商品もあります。

2、為替変動リスク
為替レートの変動により、外貨建て投資商品の
資産価値が変動するリスクのことです。

たとえばドル建て保険の保険金は、毎月、
ドル円のレートによって価格が変動します。
もし、円安の時に購入していた外貨建て保険が
円高の時期に満期を迎えると、
為替差損が発生する可能性があります。

3、金利変動リスク
金利の変動により、金融商品の価格が
上下するリスクのことです。
投資商品だけにとどまらず、金利が変動すると、
世の中のほとんどのモノが直接的・間接的に
影響を受けることになります。

4、信用リスク
債務不履行(デフォルト)リスクのこと。
国の財政悪化や企業業績の悪化・倒産等により、
債券の元本や利息の返済が不能になるリスクのことです。
実際にデフォルトが起きれば、株式が紙屑になったり、
連鎖倒産が起きたりする可能性があります。

5、流動性リスク
換金したいタイミングで投資商品を
売却できないリスクのこと。

たとえば不動産は、流動性が低い資産の代表です。
総じて不動産は資産的価値が高く、
現物資産という優位性がある一方、
買い手がいなければ換金できないという
デメリットがあります。

6、カントリーリスク
投資をしている国の政情不安や
紛争などによって経済が不安定になり、
運用に支障が出るリスクのことです。
戦争で当国の金融機関が
資金の引き出し制限を行ったり、
法律が急変することで、外国人投資家が
翻弄されたりすることもあります。

資産運用を行う際は、
最低限、これら6つのリスクに目を向けて、
事前に対策を考えておくことを
ぜひ意識していただけたらと思います。


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HP:
https://www.fangs-g.com

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