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分散投資に外国資産を取り入れる際の注意点

最近は、分散投資の重要性が
認識されるようになってきました。
ただし、単に銘柄を分散するだけでは、
実際は分散になっていない場合があります。

たとえば、同じ業界の株式に分散投資をしても、
業界の好・不況に合わせて株価も連動しやすいことから、
下がる時は一斉に値下がりする可能性があります。
大事なのは、一つの資産に偏るのではなく、
複数の資産を持つようにすることです。

最近、日本人の間で、
円安を嫌って外国通貨や外国の資産などを
保有する動きが広がっています。
しかし、国外の資産を保有するには、
いくつかの障壁が考えられます。

《日本人が外国資産を保有する際の障壁》

・国内で外貨が使用できない
・海外送金が困難
・手数料の問題
・保管方法の問題etc

現在は、外貨預金や外貨建て保険などを
扱う銀行が増えたのは事実です。
ところが、日本では外貨のまま引き出すことも、
送金することもできません。
使う時は、必ず日本円に換金しなければならず、
その際、高額な為替手数料を取られます。

送金に関しては、外貨どころか
日本円での海外送金も、
マネーロンダリング等の観点から
非常に難しいのが実情です。

海外資産を保有するだけなら、日本に居ながら
海外投資信託や海外REITなどを
購入することはできます。
ただし、仲介業者に利益の大部分を
手数料として取られてしまいます。
これも、分散投資を妨げる一因と言えるでしょう。

最近は、金(Gold)やビットコインなど
現物資産への投資も人気です。

けれど、これらの資産は
「どこで管理・保管しているか?」
資産価値を決める重要なファクターとなっています。
ビットコインにはハッキングリスクがあり、
保管場所のセキュリティが非常に重要です。
また「金なら手元に置けるのでは?」
と考える人もいるのですが、自宅保管では、
資産価値を保つのが非常に難しくなります。

分散投資の一環として、これら資産の保有を検討する際は、
単に商品の利回りなどを見比べるだけにとどまらず、
メリット・デメリットを十分に比較検討した上で
商品選択をすることが大切なのです。


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HP:
https://www.fangs-g.com

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