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ノイズと電源


USB型のノイズフィルターの功罪

ご挨拶

反省です。
意気込んで始めたにも関わらず、次の記事が約2ヶ月後・・・。
書きたい気持ちに正直に生きたいものです。

さて、題名のとおりテーマはノイズに関してです。
PCオーディオを始めたばかり、もしくは少し慣れた辺りに気になるキーワードがノイズかなと思います。

最近は色々なメーカーからUSBノイズフィルターが出ていますね。
私がPCオーディオを始めた10年前ですとこういった製品はまだ出ていませんでした。
PCを使ったオーディオを自体が試行錯誤の状態でしたからね。
そこからUSBのノイズ対策が注目され始め、ケーブルから対策品が出始めました。
そこである一定の効果が見えたので、次第にUSBに対するノイズ対策が有効であるという認識になっていきました。

製品に関して


この類の製品で有名なのはiFi audioさんかなと思います。
私もノイズ対策初期の頃はiPurifierやiUSBPowerを活用してました。
中でも結構評判になったのはiSilencer3.0。
7,500円くらいで買えて、効果が出るのでよく売れていましたね。
私も試しに1つ買って効果が大きかったので、空き端子分も合わせて追加で3つ購入しました。
勢いって怖いですね~、これだけで3万円近くの出費です。(苦笑)
当時の再生機Mac miniはもちろん、BDプレイヤーにも使ってました。

USBノイズフィルターって効果が分かりやすいので、音が良くなったように聞こえるんです。
でも、実はそこが落とし穴なんだと後に気付くことになります。
結果だけお伝えすると、4つのiSilencer3.0は現状のオーディオ環境下では一切使っていません。
その理由をお伝えいたします。

実体験と注意点

PCオーディオ始めたばかりだと、DACやPC本体・USB関係のアクセサリーには気を遣いますがその他はあまり注目しませんよね?(通常のピュアオーディオもそうだと思いますが)
そこに罠があります。
USBも含めてPCは元々オーディオ用の製品・規格ではありません。
※最近はオーディオ向けのPCも発売されています
そのため、かなりのノイズが発生しています。
そこに強力なUSBノイズフィルターを使うのですから、音はかなり変化します。
「音が変化する=音が良くなる」ではないと私は考えています。
ただ、当初はそれで音が良くなったと思っていたのです。

暫くして色々と再生環境を整えていった時に、機器を整理するために移動するので全てのUSBノイズフィルターを外しました。
そして移動後に試しに音出ししてみたら違和感が・・・。(フィルターは外したまま)
移動前より音がすごく魅力的に聞こえたのです。
音のクリアー感は確かに前の方が良いのですが、情報量は多いし雰囲気も良い。
「音」から「音楽」になったいう表現が一番しっくりきますね。

不思議な体験でしたが、初期の環境とその当時の環境ではある部分に対策を施していました。
その部分が改善されたことによって、USBノイズフィルターが過剰に効果を発揮していたようです。
それによって本来削らなくても良い箇所が削られていて音に影響が出ていたのだと思います。
試しにBDプレイヤーもフィルターを外してみたら、オーディオ環境と同じ現象が起こりました。
こちらも同様の箇所に対策を施していたので、理由としてはオーディオ環境と一緒で不必要に情報が削られていたようです。

ではどこに対策を施していたかというと、それは「電源」です。
詳細は別の記事でご紹介したいと思います。
現在もかなりの方がUSBノイズフィルターを使っているとことでしょう。
しかし、もしあなたが「電源」関連に対策を施しているならば、一度フィルターを外してみてください。
そして、音を良く聞いてみてください。
いつもと違った「音(音楽)」が聞こえてくると思います。

最後に

外されたノイズフィルターですが、今は映像機器に全て挿してあります。
こちらも一度試して見てください。
副作用が無く改善される可能性が高いと思います。
私の有機ELテレビとプロジェクターでは、電源対策後も良い効果が出ています。

今回の記事が皆様のお役に立てれば光栄です。
次回は「電源」関連の記事をご紹介予定です。
面白い情報をお伝えできると思います。
ご期待ください。

音がよくなった!


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