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管理栄養士が教える、健康法で誤解されやすい食習慣
本当は不健康?
間違えてしまいがちなNG習慣
水をいっぱい飲むのが良い、健康のために油を摂らないなど、一見健康維持増進のために行っていることが実はやらない方がいいことであることがあります。
情報が溢れる今の時代であるからこそ、正しい知識を身につけたいですよね。今回はやってしまいがちなNG習慣2つを紹介します。
水をいっぱい飲む
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私たちの身体の約60%を占める水分。
生きていくうえで欠かせない存在である水ですが、飲めば飲んだだけ良いというわけではありません。
飲みすぎると水中毒になる危険性があるからです。
水中毒は水分を多量に摂取すると、体内に余分な水分が溜まってしまい血液のバランスが崩れむくみやすくなったり倦怠感・めまいなどの症状が出る場合があります。
では、1日の水分量として適切な量はどのくらいなのでしょうか。年齢や運動量で異なりますが、一般には2.5Lといわれています。食事や体内で製造される水分を抜いた1.2L程度を飲み水からとるようにしましょう。
また水分を摂る上で大切なのは“こまめに”飲むことです。水分不足や水中毒にならないために適切な水分量を守りましょう。
健康のために油を摂らない
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油はカロリーが高いため避けているという方は要注意。
油は三大栄養素のひとつでもあり、生きていくうえで必要な不可欠な栄養素です。
身体の中で油が不足すると肌荒れや髪の毛のパサつき・精神的に不安定になりやすいともいわれています。
過剰摂取は良くないですが適度に摂ることを意識しましょう。
この時に気を付けたいのが油の種類です。
マーガリンやショートニングといったトランス脂肪酸は心疾患のリスクが高くなったり、子どもの脳発達にも影響が出る場合があるのでとらないようにしましょう。
では体にいい油がどのようなものがあるのでしょうか?
特徴や用途別に紹介します。
こめ油
こめ油は酸化しずらく自律神経を整えてくれる効果が期待できます。
オリーブオイル・アボカドオイル
便秘や悪玉コレステロールが気になる方には、一価不飽和脂肪酸であるオリーブオイルやアボカドオイルが適しています。
ごま油・コーン油
コレステロール値が高い方は、多価不飽和脂肪酸であるオメガ6脂肪酸が良いでしょう。
ごま油やコーン油などは血中のコレステロールを下げてくれる効果が期待できます。
ココナッツオイル・MCTオイル
中鎖脂肪酸であるココナッツオイルやMCTオイルは、エネルギーになりやすく体に蓄積しにくい油であるため、ダイエットされている方や体脂肪が気になる方におすすめです。
テレビやインターネットではさまざまな情報が飛び交っています。
正しい・正しくないは人によっても異なってきますが、正しい知識を身に着け自分に合った健康法を見つけましょう!
参考
・健康のため水を飲もう」推進運動 (mhlw.go.jp)(参照日:2022.3.23)
・不飽和脂肪酸 | e-ヘルスネット(厚生労働省) (mhlw.go.jp)(参照日2022.3.23)
By yoshimi
身体にも地球にも優しい選択のできる人生を
管理栄養士として高齢者施設や特定保健指導、コラム執筆、商品開発、遺伝子栄養学などを経験。出産を経て現在は一児のママとして育児をしながら仕事の幅を広げている。身体に優しい食品の選び方やバランスの良い栄養素の摂り方などを得意ジャンルとして活動中。
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