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パンやお菓子はもちろん料理にも活用できる「ナッツバター」の魅力

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ナッツバタ-というと、最初に思い浮かべるのは、ピーナッツバターでしょうか。私が、日本に住んでいた時は、ピーナッツバターが甘い物だと思いこんでいたので、ニュージーランドで、初めてピーナッツバターを食べた時に、「このピーナッツバターは甘くないね」と友達に言ったら「甘い?」と不思議そうに聞き返されたのを覚えています。

その後、よく考えたら、ナッツのペーストなので本来なら砂糖のように甘くないはずね!と考え直しました。

こちらニュージーランドには、ピーナッツバターを含め、アーモンドやカシューナッツ、お塩が入った物や、甘くされた物、クランチーな歯ごたえがある物、シルキーな舌触りの物など、たくさんの種類のナッツバターが手に入ります。

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今回は、そのうちの甘くないナッツバターの効能と、ニュージーランドで見られる活用法をシェアしたいと思います。

ナッツバターは、種類や原材料にもよりますが、「タンパク質」「ビタミン類」「ミネラル」を同時に摂取できます。

しかも、心臓病や心臓発作の起こる確率を下げるという研究結果が発表されています。ナッツをそのまま食べるより、消化が良いのも特徴です。


ピーナッツバター

日本でも手に入りやすく、身近なナッツバターだと思います。砂糖が含まれていないピーナッツバター、大さじ1杯では、3.7gのタンパク質、ビタミンB、ビタミンE、マグネシウム、銅が効率的に摂れます。

トーストに塗るだけでなく、オーバーナイトオーツやスムージーに入れて、エネルギー補給に有効です。
私が、海外っぽいなと思った活用法は、スライスしたリンゴに塗ったり、スティックにしたセロリにつけたり、デーツに切り込みを入れ、ピーナッツバターを挟んで、スナックとして食べたりすることです。また、東南アジアのレストランで食べられるサテソースは、ピーナッツバターとココナッツミルク、お醤油などを混ぜた甘いソースで、ロティや鶏肉につけて食べられます。


アーモンドバター


アーモンドバターは、メタボリズムや、健康的な体重の維持に役立つと言われています。大さじ1杯には、タンパク質3.2g、それに加えて、抗酸化作用や老化を防ぐ効果のある、ビタミンEが多く含まれています。そして、マグネシウムやカルシウムも一緒に摂取でき、骨の健康に役立ちます。

ピーナッツバターと同様、オーバーナイトオーツやスムージーに入れる事で、栄養価を高められます。その他、アーモンドバターは、チリの利いたソースに加えて、麺類に絡めたり、サラダに混ぜたりして食べられます。甘く香ばしいアーモンドとチリの辛さが、日本人の口にも合うと思います。


カシューナッツバター

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カシューナッツバターは少し高価で、贅沢なナッツバターだと思います。それも微量栄養素の銅、リン、マンガン、マグネシウム、亜鉛が豊富に含まれているからです。そして、カシューナッツバター大さじ1杯では、2.7gのタンパク質が摂取できます。カシューナッツバターは、クリーミーなコクを生かして、よくベジタリアンやビーガンのレシピに使われます。

ニンニク、ニュートリショナルイースト、お塩と混ぜて、ベシャメルソースを作ったり、バターチキンの生クリームの代わりに、カシューナッツバターを使ったりします。まろやかな味が、ソースに大活躍します。他の食材と対立せず、上手く混ざりあい、とても美味しいです。


甘くないナッツバターは、クラッカーにぬるだけでも、お食事感覚で食べられますし、お砂糖の摂り過ぎをあまり気にしなくても良いですね。しかし、美味しいし、栄養素が摂れるからといって、食べ過ぎると脂質の過剰摂取になりかねないので気をつけたいところです。



By Me Webstor
南半球から、食情報をお届け
南半球に永住した、管理栄養士です
多文化国で、様々なお料理や食材と栄養に、いつも興味津々です
ガーデニング、お買い物、お料理、空手などが好きです
空手は地元の子どもにも教えており、ここでも文化の違いを感じさせられます

まさよさん


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