人は皆魔法使い✩疲弊しやすい人は魔力消費量が多すぎる。

魔法というと何も無い所から火や水を出したり、念じた通りに物を動かして操る光景を想像するのではないだろうか。
だから魔法は架空の世界の話だと思いきや、私は違うと思う。

まず目の前の食器を洗って片付けたいとしよう。
想像上の魔法なら、食器がひとりでに洗浄され、空中を移動し、食器棚の中に収まってワンセットだろう。しかし実際はこの過程を全て自分の手で行わなうことになる。ではこの一連の行為を構成するものを、実際の手作業と“食器を片付けたい”と思う思念に分割してみる。思念が命令した事を作業が完成させるなら、思念は魔法を使った事になる。つまりこの思念の主は魔法を使ったが、魔法の仕掛けも自分で手作業したと言える。魔法使用の常として魔力が必要だが、食器を片付けるくらいの単発の小さな行為なら魔力消費量はわずかである。そして複数の行為から成る大掛かりな行動になる程多くの魔力を要する。
完璧主義者やせっかちな人は完成や結論を急ぐ傾向があり最初から全ての完成をさせようとする為、1つの行為を一単位とせずに、たくさんの行為から成る大掛かりな行動で一単位としてしまう為、大魔法を使ってばかりで疲弊しやすい。
ところで、行為を完成させるには手順を知っていなければならない。大雑把に途中の手順を省いたりするとあらが目立つ。小さな行為単体ならあまり気にならないが、複数の行為を合わせた行動になるとあらは蓄積され無視できないレベルになるだろう。

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