メンバー紹介VOL.6 ロジカル&エモーショナル! 蜂須賀亮さん
こんにちは。ファンベースカンパニーの中村美幸です。
以前、松田紀子にインタビューをしてもらったのですが、今回は私が執筆を担当します!
(その時の記事はこちら↓)
弊社メンバーインタビュー企画、第6弾です。
今回ご紹介するのは、蜂須賀亮さん。野村證券から出向してきたプロデューサーです。
熱い体育会系な一面と、ストレングスファインダーでも「着想」や「内省」が上位に来る思慮深さも併せ持つ、文武両道なスタープレイヤーです!
(↓左が彼です。兄貴分である弊社代表取締役・津田とのバスケ観戦での熱いツーショット。)
蜂須賀亮さん(1989年生まれ)
●2019年8月入社
●前職 野村證券 本店ウェルス・マネジメント2部
●ニックネーム はち
●趣味 読書(幅広く何でも読む。最近はマーケティングの本が多め。漫画も大好き)、ラグビー
中村(以下なか)今日はありがとうございます! …なんか社内って逆に緊張するね(笑)。
蜂須賀(以下はち)緊張しますね(笑)。
なか)お互いリラックスしていきましょう! まずは今までのお仕事についてお聞きしたいんだけど…。野村證券に入社したきっかけは何だったの?
はち)野村證券に入ったきっかけは、「環境」と「ご縁」ですね。
なか)ほほう。というのは?
はち)僕、大学時代バーでアルバイトをしていて、バーテンダーをやってたんですけど、当時はかなりのめり込んでいたので、そのままバーテンダーになろうと思っていたんです。でも、「大学を卒業してからバーテンダーになるのはいつでもできる。就職活動に一度はチャレンジしてはどうか?」っていうアドバイスもあって、考え直したんです。
なか)バーテンダー! かっこいいね。そのアドバイスはご両親から?
はち)両親もですけど、意外にもバーのマスターも言ってくれたんです。どちらのことも信頼していたので、小言ではなくアドバイスとして言ってくれてるのがわかって。それで考え直して、今までの人生を振り返ってみたときに、環境とご縁がすごく大事だなあと思ったんです。
なか)今まで自分が育ってきた環境…ということかな。
はち)そうですね。中学と高校とではかなり環境が違ったんですけど、最初は違和感があっても、だんだん新しい場所の「普通」が自分の価値観、自分の血になってくるんですよね。血が混ざり合うというか。大学もそうでした。環境に影響を受けて、価値観ができてるなあと思ったんです。
あと、これからどんな人間になりたいかと考えたときに、「面白くてかっこいい人物」になりたいなと。何か決断するときに、それは人生にとって「おもろいか・おもろくないか」と、それをやってる男性は「かっこいいか・かっこよくないか」という二軸で考えてきたんです。
なか)実際にそういう人が周りにいたの?
はち)いましたね。バーのマスターですね。あと、尊敬するサークルの先輩とかも、僕の中の基準で面白くてかっこよかったので、そうなりたいなと思ったときに、今まで環境が、そういう人間を作ってきたと気付いて。じゃあ就職活動でも、面白くてかっこいい人がいた会社を、10社だけ受けてみようと決めました。業種は金融以外にもいろいろありました。
なか)その中に野村證券があったんだ。
はち)はい。もう一個ご縁というのは、体はひとつしかないんで、いくつも内定もらうんじゃなくて、一番最初に僕のことを欲しいと言ってくれたところに行こうと。バーテンダーになったきっかけも、たまたま家の近くで行ったバーだったからとか、サークルを決めたときもそんな感じだったので。ご縁があれば何やっても楽しめるかな、と。
なか)はちらしい、柔軟な考えだね〜。野村證券の環境を「面白くてかっこいい人」になれそうと思ったのは、誰か知り合いがいたりしたの?
はち)大学の企業説明会で話を聞いたんです。1日いると、いろんな企業さんがどんどん説明に来てくれるやつ。
なか)あったね! そういうの。そこで説明してくれた人が面白かったんだ。
はち)まず見た目が、ストライプのグレーのスーツに金のネクタイ、オールバックで、仕上がってて(笑)。それで、学生からの「辛い仕事はありますか?」という質問に対して、「辛い仕事はあります」と。「でも、辛い仕事があるから嫌だっていう人は来なくていいです」って言い切ったんですよ(笑)。
なか)おお〜(笑)。それはかっこいい!
はち)どないやねんこの人たち、と思ったのが印象に残ってます。あとプレゼンや質疑応答が、異常にロジカルでした。頭いいし、かっこいいなと思って。ロジカルとエモーショナルが両立してて、面白そうだなあと。「金融の最先端を走ってる」って自分でも言ってたんですけど、ほんまに走ってるんだろうな、この人はと思いました。
なか)良い出会いだね。それで受けてみて、一番に内定をくれたのが野村證券だったんだね。実際に入ってみてどうでした?
はち)最初は山梨県の甲府支店に配属になって。紙の地図と自転車の鍵を渡されて、いわゆる飛び込み営業をしていたので、イメージしていたのとギャップはありました(笑)。ただ、自分の成果が出なくて辛いというより、僕のことを教えてくれる人の評価が下がったらどうしようとか、僕の周りの人たちが辛かったら嫌だなと思っていました。自分のことよりも、人のために何かできないかなあ、と思ったときのほうがパワーが出る。
なか)自分がのし上がる、みたいなことにはあまり興味がなかったのかな。
はち)はい。お客さんや、上司とか周りの人…、環境に貢献できる方が、実感が湧きやすかったんですね。別に世の中で1位だろうが2位だろうが、どっちでもよい、と思っていて。お客さんが買った商品が値上がりして、「はっちゃんありがとう」って言ってもらえる方が嬉しかったですし。それが10万円でも100万円でも、後々の部署だと1億、10億…ってなるんですけど、金額が変わっても一緒でした。
(↓中央でペットボトルを持っているのが、入社1年目のフレッシュな蜂須賀さん。)
なか)野村證券に入社してからそう思うようになったの?
はち)今思えば、バーテンダーのときに、その基礎ができたなと。お酒があまり得意そうじゃない人に出すんだったら、これがいいんじゃないかとか、普段こういうの飲んでる人だから、敢えて別のものを提案してみようとか。その人にとってのベストを探していくのは、間違いなくバーテンダーのときに覚えて、それが当たったときは楽しかったんですよ。「ありがとう」って直接言われなくても、微笑んでくれていたり。
なか)そういえば、前に何人かで飲みに行ったときに、はちにお酒を選んでもらったね! あれ、すごく楽しかった。普段自分じゃ選ばないものも選んでもらえるから。バーテンダーのときに培ったんだね。
はち)そうですね。だから山梨のときでも、一番儲かるものより、お客さんが一番欲しいものは何なんだろうなあ、という目線で提案していくことがよかったのかなあと。少なくとも、僕は楽しかったんです。
なか)良い経験だね〜。山梨のあとはすぐ東京勤務?
はち)東京です。本店ウェルス・マネジメント2部という部署。上場企業のオーナー系の会社を担当する部隊でした。
なか)それはまた全然違う役割だね!
はち)そうなんです。業務の幅が一気に広がって、今までは1人でやってきたものが、チームプレイになったんです。1人でできることは限りがある、全部のスペシャリストはなれないんだって気付きました。
僕のポジション的には、ジェネラリスト。ただ、ジェネラリストにも質はあると思っていて。専門的な内容をどこまでわかってると、スペシャリストが仕事を渡されたときに楽なのかな、というのは気付いたことです。自分のフィールドは、自分で広げるしかないんだなあと。
なか)その姿勢、今も活きてるよね。一緒に仕事してて思うんだけど、はち、ファンベースデザイナーの仕事も積極的に知ろうとしてくれるものね、線引きせずに。
はち)そうですね。相手の仕事をちゃんとわかった上で、「任せた」って言いたいと思っています。
なか)その後、ファンベースカンパニーの野村證券内での公募で手を挙げたんだよね。それには何かきっかけがあったんですか?
はち)池田さん(注:弊社取締役の池田寛人)と元々知り合いだったんですけど、ある日いきなり内線をくれて、「こういう本があって面白いんだけど、はちのお客さんにフィットするかな?」って言われたんです。そのとき紹介されたのが『ファンベース』(ちくま新書)でした。それで池田さんから本をもらって読んで、面白い考え方だな、と思ったんです。
(↓すっかり定番『ファンベース』)
なか)ここでもご縁が繋がった感じだね。どんなところを面白いと思ったの?
はち)一番は、「共感・愛着・信頼」(注:『ファンベース』内で紹介されている、ファンの支持を強くするアプローチのこと)ですね。これがまず、深く刺さりました。
なか)おお、金融の仕事でも通ずるものがあったんだね。
はち)僕、山梨のときからずっと新規開拓担当で。もちろん、自分が好きなお客さんとか、この人のためにやりたいと思える人をお客さんにしていたんですけど、正直、とにかく数をたくさん作ろうとした時期もあったんですよね。でも、結局続かないんですよ、みんな。僕もまめに連絡できなくなったりとか、要は数多ある証券会社のひとつ、ぐらいの感覚の人って、やっぱり進まないんですよね。利率がいいものとか、儲かりそうな新規公開株とかを紹介するだけだと…、いわゆるファンベースで言う「機能価値」だけじゃだめだって何となくわかってたんいたんです。それを言語化してくれたんで、頭がすごいすっきりしました。
なか)なるほどね〜。経験として実感していたことが書かれていたんだ。
はち)そうですね。例えば、お酒を飲んだら決まるわけではないのに、お客さんと飲みに行くじゃないですか。それって、ビジネスの話をするためじゃなくて、ただ楽しんで仲良くなるためなんじゃないかなと思ってたんですよ。でも、仲良くなるとどうなるの?というのは、全く言語化できていなくて。金融はどこも同じ商品を扱っているのに、何で僕んとこで買うんだろうっていうと、間違いなく「情緒価値」しかないと思ったんですよね。それで、実際にファンベースの考え方を取り入れて仕事してみて、それがすごく面白かったので、もっと深めてみたいな、と思いました。
なか)それで、応募を決意したんだね。異動してもう1年になるけど、どうですか?
はち)楽しいすねえ。山道を歩いてたら、こんなところにこんなでっかい湖あったんだ! みたいな衝撃を受けてます。こんなに綺麗な湖があって、この先何があるかわかんないけど、とりあえず泳ぎたいと思って飛び込んでる、みたいな感じです。
なか)おお、いいねえ、ワクワクするね〜!
はち)一番大事なのは、ファンを大事にすることだと間違いなく思っていますし。人生に何回かしかない、こうビビッときたっていう。バーテンダーもそうでしたし、野村證券の時もそうでしたし。
なか)はちにとって、良い環境とご縁だということかな。
はち)はい。この環境で成長できるな、同じ価値観だなというメンバーに恵まれていますし、今の周りのメンバーが困ってるんだったら、何か助けになりたいなとしか思ってないです。
同時に、面白くてかっこいい人間にここだったらなれるかなと、今でも思っています。
なか)そう言ってもらえるのは本当に嬉しいなあ…。最後に、はちが今後ファンベースカンパニーで実現していきたいことはありますか?
はち)全部を守れるとは思ってないんですよ。自分の手の届く範囲と、もうちょっと体ひとつ伸ばしたくらいの範囲しか守れないと、僕は思ってるんです。だからこそ、ファンベースカンパニーさんとやりたいって言ってくれた企業さんには、身ひとつ分無理してでも、一緒に手を掴んで走っていきたいなと思います。それを続けてくと、ファンベースという考え方が世の中に広がっていくようなイメージを持っています。そういう感じですかね。
ーー私にとって、はちは既に「面白くてかっこいい人」です!!と最後に思わず叫びたくなるようなインタビューでした。大学時代から続く、周囲の人の気持ちを大事にする姿勢がとても印象的でした。ファンベースカンパニーでも、そのロジカルさとエモーショナルさで、より一層活躍してくれると思います。はちのこれからがとても楽しみです。
ファンベースカンパニー 中村美幸
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