【号外】祝!セリーグ優勝決定

とうとうこの日がやってきてしまいました。
われわれ巨人ファンにとって
決して来て欲しくなかった日。
そして、それ(=あれ)は
関西のジャイアンツファンの目の前で。

阪神タイガース、優勝おめでとうございます!

いやぁ、強かった。
原監督は昨日の試合後、
1番 (近本)、2番 (中野)、8番 (木浪)に
"かなりやられた"と語りましたが、
実際にはまったくそんなことはありません。
平均からややそれを下回る程度、
すなわち、わりと抑えていたのです。
では、なぜジャイアンツはここまで
タイガースに遊ばれてしまったのでしょうか。

結論から言えば、原因は2点。
あくまで、筆者の考えに過ぎませんが。

①坂本捕手が打線を機能させた

坂本誠志郎、今季通算.229 。
決して良いとは言えない打撃成績ですが、
対ジャイアンツに限っては
打率 .313 、出塁率 .378 、得点圏 .300 。
OPS (出塁率+長打率) .691 となると、
中野 や 岡林 (中)、桑原 (De) に匹敵する数値です。
そもそも、総じて高い出塁率を誇る
タイガース打線にとって、
打線の切れ目は捕手・投手の2箇所だけ。
しかも、先発投手にバントのうまい選手が多く、
トップの近本選手につなぐ野球が
徹底されていました。
たちまち7番の坂本捕手が出塁すれば、
高打率の8番・木浪、9番の投手を経て
得点圏で近本」を容易に演出できたワケです。

印象的だったのは8月26日の巨人戦。
坂本が四球を選んで無死一塁となると、
8番・木浪が送りバントを成功。
9番の投手・青柳は一直に倒れるも、
1番の近本をチャンスで迎えることが
できました(結果は四球)。
高打率でも必要とあらば迷わずに送らせ、
"ツーアウトでも"「得点圏で近本」を徹底した
まさに、岡田采配の妙。
8番打者の犠打20はリーグ唯一の2ケタ。
逆に、➀③④⑤⑥の打順ではバントの企図すらなく、
いかに打順と役割を結びつけていたかが窺えます。

ちなみに、この8番打者の送りバント。
わが読売ジャイアンツはというと、
企図数、成功数ともに最少を記録しています(白目)。

②阪神の投手力が上回った

➀が長くなりましたので、
結果から明らかな②は簡潔に行きましょう。

防御率(通算成績、対戦成績)
ジャイアンツ  3.57  4.17
タイガース   2.61  2.34

被打率(通算成績、対戦成績)
ジャイアンツ  .242  .241
タイガース   .231  .218

与四死球(通算成績、対戦成績)
ジャイアンツ  431  95
タイガース   317  56

被本塁打(通算成績、対戦成績)
ジャイアンツ  119  20
タイガース     78  22

まだ続けますか?
もういいですね、そういうことです。
差は歴然。これでは勝てるはずもありません。

これまで半年にわたって振り返ってきた
ジャイアンツ通信ですが、
残念ながら、ジャイアンツファンのみなさんに
この場で朗報を届けることは叶いませんでした。
それでも、まだ日本一への戦いへ
望みを捨てることはありません。
「まだ戦いなかば」――
選手も監督、コーチも、
さらには私たちファンも一丸となって
今できることに全力で努めましょう。

ジャイアンツの輝く未来に向かって
VIVA GIANTS !!

阪神、優勝おめでとう!
甲子園球場でまたお会いしましょう!

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