プラトーンの弊害

きのうの試合、
中日先発は2年目左腕・上田洸太朗。
左腕対策として、
巨人は極端にプラトーンを取り入れます。

3番の丸以外は全て右打者。
スタメンクラスの吉川尚、大城を外しました。

確かにこの上田投手、被打率は
対右.154に対し、対左.273。
その差は明らかです。

しかし、出塁率ベースで見れば
対右.313に対し、対左.333。
それほど差はありません。
なぜなら、左打者に対しては制球を乱し、
四死球を連発してしまうからなのです。

結果、右が並ぶ打順に対し、
上田は7回を投げて四球は1個だけ。
巨人打線はわずか1得点に抑えられました。
やはり、いつも通りの戦い方を
すべきだったわけで…

しかも、この試合でスタメンから外れた
吉川尚は対左打率.303
これほどのヒットメーカーを外しては
試合になりません。

いつも伝えていることですが、
プラトーン起用は条件が整わなければ
ただの愚策にすぎません。
何とか中田の一発で白星を拾ったものの、
作戦自体は失敗だったわけです。

この失敗を次戦以降に活かせるよう、
采配の裏付けとセンスを磨いてもらいたい。
悪い意味で、まだまだ伸び代十分です!

では、きょうはここまで。
きょうの試合は
中日サイドの敬遠策がハマりませんね。

ニヤリ。

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