見出し画像

私の音楽を聴く環境について③

こんにちは、こんばんは、おはようございます。
ここには私が普段考えていることや好きなもの、その他雑多なことを文字に起こしてみるということで文章を認めています。

前回の続きということでまた書いていこうと思います。
長く長くなってしまっておりますが、どうか最後までお付き合いいただければ幸いです。

----------------------------------
・音楽を聴くイヤフォンについて

私が今持っているイヤフォンの中で1番好きなイヤフォン、faudioのmajorについてもう少し書いていこうと思います。
このイヤフォンは実は私好みに少し改造を加えています。
といいますのも、もともとこのイヤフォンは少々低音が強めに聴こえるイヤフォンでした。
所謂”ドンシャリ”とは違うのですが、低音域のアタック(音の鳴り始めのこと)が強くかなりどしどしと鳴るのです。
たとえばドラムのバスドラムやタム・フロアタム、ベースライン等、特にEDM系はかなりどしどしと低音が鳴り響くもので、私としては総合的に音がとても好きだったのですが、もう少し高音の伸びやかさが欲しい…と考えていました。

そこで取った対策がイヤフォン端子を変えることでした。
さて、あなたが普段お持ちのイヤフォンの差し込むところをご覧ください。
恐らく大半のイヤフォンが金色ではないでしょうか。
それは端子に金のメッキがかけられているのです。
金メッキが施された端子は一般的に低音が良く効き、元気の良いサウンドになります。
私のイヤフォンはその端子をロジウムという金属でメッキされたものに換装しております。
また、端子と配線は半田付けされており、そこの半田にはプラチナをほんの少し混ぜ込んでおります。
それぞれどんな効果があるかと申しますと、ロジウムメッキは音を少し硬くし、また高音の響きが伸びやかでよく通る音に変えてくれます。
またプラチナの半田を用いることでさらに音の通りを良くします。
結果的に私のイヤフォンは低音が強く聴こえていたものでしたが、音が通るようになったおかげで低音のアタックが結果的に聴こえが弱くなり(音そのものが痩せて弱くなったのではなく)、高音がよく通り耳までスッと届くようになりました(こちらも高音が強くなったというわけではありません)。

そんな一部分を変えただけで変わるのとお思いの方、変わるのです。
ちりも積もればなんとやらと言いますが、まさしく小さな要素を変えて積み重ねることで音は全く違うものに変容します。
これがオーディオの面白いところでもあります。

----------------------------------
・その他残りのイヤフォンについて

まだまだ持っているイヤフォンはございますが、すべてを書き連ねていると途方もなく長くなり、さすがに飽きられてしまうと感じたのでここは駆け足でご説明して参ります。

画像1

左からSONY MDR-EX800ST、Oriolus Forsteni、Final E1000SE、ArtioCR-M1となります。

まず、MDR-EX800STは所謂モニターイヤフォンに分類されるものです。
よくアーティストのライブに行くと演奏中バンドの皆さんが耳にイヤフォンを付けているのが恐らく目に入るかと思います。
あれは”イヤモニ”と呼ばれるものですが、このMDR-EX800STはその”イヤモニ”と呼ばれるものです。
これらに属するイヤフォンは音に余計な味付けをせず可能な限りフラットに聴かせることに非常に特化しています。
つまり、アーティストがライブ中やレコーディング中に聴いているだろう音をこれを付ければ私たちも疑似的に聴くことができるのです。
これだけでも興奮するものがあります、こういう音を聴きながら音楽を作っているんだと好きなアーティストに思いを馳せることができる素敵なイヤフォンです。
いつも何気なく聴いている音楽に隠れていた音に気付いたとき、その音楽はまた違う表情を見せてくれます、一聴の価値有りなイヤフォンです。

Forsteniはハイブリッドに属するイヤフォンです、ハイブリッドとは何ぞやはこちらでざっくりと解説しております。
よろしければお読みいただけるとわかりやすいかもしれません。
これはバンド、それもシャカシャカとソリッドなギターと骨太なベースが良く効いているバンドのサウンドにとてもぴったりで、思わず頭を振ってしまうような楽しさをもたらしてくれます。
このイヤフォンで聴くなら、この曲を推薦します。


音数の多いフレーズも細やかに表現しつつ、ベースのスピード感を一緒に鳴らすことができるのはハイブリッドならではの特徴です。
ハイトーンボイスも心地よく映えます、爽快な音を聴かせてくれるイヤフォンです。

E1000SEは声を聴く、それも女性の声を聴くのに適したイヤフォンです。
男声に比べて少し線が細く、強く握ると壊れてしまいそうなシルキーな歌声を余すことなく楽しむことができます。
またストリングスの表現力も素晴らしく、綺麗に繊細に、かつ変に強調せず鳴らしてくれます。
このイヤフォンで聴くならこの曲でしょうか。


シンプルイズザベストを地で行く万人に勧めたいイヤフォンの一つです。

CR-M1は万能機、苦手なジャンルも無く、目の前の音楽を非常に楽しく、かつ長時間聴いていても疲れないとても思いやりにあふれたイヤフォンです。
独自の技術を採用しており、イヤフォンをしているのにスピーカーで聴くような音の通りと分離感を実現した画期的なイヤフォンです。
もちろん本物のスピーカーの様にはいきませんが、付けているのを忘れるほどナチュラルで、広大な場所で鳴っているような心地の良い音を楽しむことができます。
このイヤフォンで聴くなら、こんなパーソナルな歌詞が響く曲が個人的にはおススメです。


目を閉じて聴いてみてください、まるで目の前で歌っているのではないかと錯覚するような音色、唯一無二だと思っています。


ざざざっと駆け足で締めくくりました。
いかがでしたでしょうか、イヤフォンと一口で言ってもこれだけの種類があり、それぞれに様々な性格と特徴があります。
この世界には本当に星の数ほどイヤフォンが存在します。
目が飛び出るような金額から、ちょっといいお昼ごはんを食べるような感覚で購入できるものもあります。
しかしながら、高ければよいとは私は決して思いません。
要はあなたが好きだと心から思える音が正解なのです。
もし少しでも興味が沸いたというそこのあなたは、是非ともあなたの好きな音を探す旅に出てみてはいかがでしょうか。

次はヘッドフォンについてお話してみたいと思います。
では、またお会いできたら。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?